2019年3月10日日曜日

3月3日(日)篠山ABCマラソン

篠山ABCマラソン、42.195キロ。

愛媛マラソンで完全に燃え尽きたかのように、その週の土日は走らずにいた。気づいたらもう次のレース、篠山ABCマラソンが迫っているじゃないか。10キロ、13キロ、6キロ、6キロの4回走って迎える。我ながら納得のいく走りができる気がしない。それでもこれでどれだけ走れるのか確かめよう。前日はいつも通りパスタを山盛り食べて、22時就寝。
当日朝4時半起床。食パンを2枚食べて出発。大阪駅から6時にバスに乗って向かう。アイマスクをして寝て、7時過ぎに食パン4枚とカステラを食べる。7時半過ぎに篠山に到着。ウェアは着てるから脱ぐだけだし、特にすることないなあ。スタートは10:50。なにしてよう。会場をウロウロしたり大会パンフを見たりして、これはもう少しゆっくり出発してもよかったかもしれん。9時半、ジャージを脱いでビニールをかぶってシューズを履いて、トイレに並んで、10時過ぎに荷物預けへ。預ける直前、あれ、大会前は雨だ雪だ言われてたけど、むしろあったかいくらいじゃないか。アームウォーマーどうしよう、しばし迷って、いいやいらない、と脱いで荷物を預ける。これが結果的に成功だった。そのままAブロックに移動して、スタートを待つ。しばらく待って、9:40登録の部がスタート。ここでさくらんぼの被り物をかぶる。そう、今日もまた被り物をして走るのだ。10:50、スタート。
タイムロスは30秒。コースがだいぶ狭いこともあって、しばらく渋滞が続く。最初に飛ばさないようにと思っているけれど、先月の愛媛マラソンが4分半で行こうと思って走り、4分半でいっぱいいっぱいだったのが頭にあるからか、なかなか抑えられずにランナーを抜いていく。最初の1キロが5分。まあこんなもんだろう、と思いながら走っていくと、次の2キロは4分2秒、3キロは3分56秒。しまった、飛ばしすぎた。こんなスピードで走ったのはいつぶりだろう、まずい。と思いながらも4分10秒を切ったままで進んでいく。天気がよくて、すぐに暑さをおぼえる。3キロもいかないくらいだったか、まずネックウォーマーを脱いで、間もなくビニールも脱ぐ。ああ、アームウォーマー外してほんとよかった。10キロで42分。これくらいでちょうどいい、というか速いくらいか。それにしても沿道の応援がすごい。まだ前半だというのに飴やチョコを持ってくれている子供たちがとても多い。野球少年たちのさくらんぼチョコ取ってーって声が聞こえる。さすがに前半でもらうのもなあと思い、手だけ振って応える。ごめんね。
15キロくらいからゆったりした上りがあり、少しペースが落ちたけど、あれ、これもしかして3時間切れるんじゃ、と思いながら進んでいく。もしかしてもしかして、と思いながら、20キロあたりで集団に抜かれる。ペースは落ちていないのになんで、あ、これはサブスリー集団なのか、そう思っていたらハーフ地点、1時間29分。あーやっぱサブスリーはだめだあ。はい無理はい無理はい無理って声に出す。目の前にいる集団に、お前らも無理だぞってつぶやく。まあもともとサブスリー目標じゃなかったし、ちぇっ。そこからはペースが落ちていっているのが自分でも分かる。このままずるずるとだけはいかないようにと進む。25キロすぎ、ジェルを補給。今回試しに1本しか持っていなかったけど行けるだろうか。そうしていたら、27キロすぎ、突然頭が(物理的に)軽くなり、えっ、なに、思わず振り返るけどなにも落ちていない。なにが起きたのかと思ったら、被り物のさくらんぼから、小玉が取れたのか。あああ、ぶるんぶるん揺れて走りづらいよう。
なにを言っているのかよく分からないとは思いますが、
頭に被る大玉部分にくっついていた小玉が取れました
小玉が肩にポンポン当たってものすごいうっとうしい。こりゃだめだあ、と思うけれど、走りには影響がない。我慢するしかないか。折り返してくるランナーを見ながら、この人たちは3時間余裕なんだろうなと思う。30キロ地点で2時間8分。ああ、やっぱり3時間は厳しいな。コースを折り返して、ここからどれだけ耐えられるだろうか。向かってくるランナーとすれ違い進む。そうしていたら、32キロのペースが4分16秒。あれ、復活してきた。なんでなんで? 28キロで摂ったカフェインのおかげ? まさかの復活にびっくり。続いて33キロが4分10秒、34キロが4分13秒。これはもしかするかもしれん。と思ってすぐに、左足ふくらはぎがぴくっ、ぴくっといい始める。まずい、つりそうだ。やはりここまでか、悔しい。あー、ここ以外は問題ないのに、むしろ快調なのに。これ以上はペースを上げられない。つらないようにと抑えながら、もう少し、もう少しと進んでいく。39キロ地点で目の前のランナーがウォッチを見たのが目に入って思わず、3時間はきついですねえ、と声をかける。キロ4分でも無理ですね、3時間2、3分てところですかね、と返される。がんばりましょうとお互い言い合い、走っていく。40キロ地点で2時間53分。もういいや、全力でゴールしよう、これだけ走れるなんてよくやったよ。ペースを落とさないように耐えて、ゴールが見えて、さくらんぼの小玉を手に乗せてゴール。3時間2分。

前半は上りが少しあるけど、後半はほぼ平坦というか下り。とても走りやすいコースだった。天気も寒すぎず、小雨が降るくらいのベストコンディション。そしてなにより、沿道の声援がすごい暖かい。やはり歴史がある大会なんだな。走っていてとても楽しかった。これだけ怠けてこのタイムなら大満足。来年第40回なのか、また走りたいな。走り終わったあとにお風呂に入れるそうで、行ってみたらものすごく遠くてびっくりした。案内の地図と全然違うじゃないか。さっぱりしたけど。



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