2016年11月21日月曜日

11月20日(日)つくばマラソン

つくばマラソン、42.195キロ
14日(月)、朝歩いていたら腰がピキッとする。うわやばい、これはぎっくり腰になる。それからずっとコルセットをして過ごす。17日(木)、朝起きたら喉が痛い。あー・・・しまった、やっちまった、風邪ひいてしまった。これは錦織のテニスを夜中寒いなか見ていたせいだ。腰はなんとか治ったが、風邪は治らず、先日痛めた膝はいまだに痛いまま。つくばマラソンはコースがよいと評判だから、今シーズンの大本命に位置づけていたのに、相当なハンデを抱えてしまった。3週間前の東京トライアルハーフマラソンで膝を痛めてから、走ったのは先々週の9キロ弱と、先週の世田谷246ハーフマラソンのみ。まあなんとかなるかなあ、なってほしいなあと思いながら当日を迎える。
前日土曜日は夜22時就寝。23時半、1時半、3時に目が覚めてしまう。もう本当に残り少ないロヒ使ったのに。4時起床。シャワーを浴びて、ご飯1合食べる。パンを1斤トーストにして、スタート3時間前になる電車の中で食べることにする。5時出発、秋葉原でつくばエクスプレスに乗り換え。乗り換えの際に階段を降りるときに膝が痛い。全然治ってない。電車に乗ってすぐに食パンを食べる。そのあとはアイマスクをして寝る。やがて研究学園都市駅に到着。霧がすごい。バスに乗り換え。ここでもアイマスクをして、会場に到着。
バスを降りて会場に入ると、前日の雨でぬかるみがすごい。こりゃレース用のシューズをそのまま履いてきたランナーはひどい目にあうだろうなと思いながら、まずトイレへ。それから着替えのテントに入る。テントの中のシートもところどころ濡れていて、履いてきた靴下が濡れてしまう。こりゃレース用の靴下を履いてきたランナーは(ry
着替えて、荷物を預けて、トイレに行こうと思ったけど、会場内の案内を見たらスタート地点の近くにもあるらしいから、そのままスタート地点に向かう。けっこう距離あるなあ。Bブロックのスタート地点に到着。横にトイレの行列ができている。そこに並ぶが、なかなか進まない。しばらく列に並んで、ようやくトイレが見えてきたのを見ると、大が5つくらい、小が3つ。ひゃあ、こりゃ少ない。失敗だ。会場で行ってくりゃよかった。ようやくトイレを済ませて、スタートの列に並ぶ。まもなく号砲がなってスタート。
号砲と同時にウォッチを押して、スタート地点通過まで1分ほど。けっこうかかるなあ。スタートまで1分かかったのってちょっと思い出せないくらい最近なかった。それからしばらく筑波大の構内を走る。人が多いなあ。ウォッチを見ると4分半から5分くらい。えっ5分? おいおいまじかよ。ちょっとペースを上げなきゃとランナーの合い間をすり抜けて走る。それでも自分のペースで走れず、一般道に出てからもランナーのかたまりが続く。ウェーブスタートって聞いてたのになあ、すごく走りやすいコースって聞いていたのになあ、期待していたのに思ったような走りができない。さらに4キロで最初の給水。取りたかったんだけれど、ランナーが多くて取ることができなかった。うーん、これはちょっとなあ。その直後エネルギーゼリーが置いてあってこれを取ることができた。公式に書いてなかったはずだけどここは私設エイドなのかな、ありがたい。ようやくランナーがばらけてきて、自分のペースで走れるようになったのが5キロ過ぎ。膝は相変わらず着地するたびに痛む。陸橋を渡り、ぐるっと回って一般道を進む。自分のペースで走れるようになったけれど、あまりスピードに乗っている気がしない。時々ウォッチを確認するけど、4分15秒から上が出ない。ううむ、どうした、やはり風邪のせいか。練習不足のせいか。このスピードと最初の渋滞で、サブスリーは厳しいかもしれないなあ、と思いながら、どこかでスピードを出せないかと我慢しながら進んでいく。10キロ地点で43分。遅いなあ、でもスタートのロスと渋滞を考えたらこんなものだろうか。よく分からん。そのままスピードは出ず、じれったい走りが続く。さらに、右足に違和感。つるような予感がする。意識してないけれど、左足をかばった走りをしてしまったんだろうか。やっぱりなあ、ケガして風邪ひいて、走ってないし、そんな甘いものじゃないよなあ、と言い訳じみたことを考えながら、20キロで1時間27分。これをハーフと勘違いしてしばらくよっしゃいけると喜んでしまう。すぐに、あれだけの渋滞でハーフ1時間27分ってさすがにおかしくないか、あっ、ハーフじゃなくて20キロじゃん、だめじゃん、と一気に落胆。ハーフ地点通過は1時間31分。あーだめだあ、と口に出すと、隣りを走っていたランナーが、厳しいねえって答えてくれた。まさかスタートであんなに引っかかると思いませんでしたよって返すと、ネットに切り替えようって言ってくれた。そうか、ネットか、スタート通過まで約1分だから、このままならいけるかもしれない。けれど、このペースを保っていける気がしない。とにかく耐えるしかない。
30キロ手前あたりでようやく日差しが出てきた。気温も低めで、これは体調が良かったら調子のいい走りができていたかもしれないなあ。30キロ地点で2時間11分。ああ、こりゃだめだあ。スピードはキロ4分30秒あたりを刻んでいる。途中で裸足のランナーに抜かれる。ああ、あのランナーは最後の最後に抜きたいなあ、と思ってついていこうとするけど、少しずつ離されていく。どこかでスピードを上げたいと思いながら、それが35キロ地点なのか、残り5キロ地点なのか、残り3キロ地点なのか決めかねる。潰れることは避けなきゃなあ。35キロ過ぎて、上り坂があり、陸橋を渡る。あれ、ここ走ってきたとこだ。ということはもうすぐゴールか。最後くらいはスピード出したい。でもなかなか上げられない。そして大学構内に戻り、続々とゴールに向かう、自分より速いランナーとすれ違う。この人たちはサブスリーできるんだろうか。もう冷静にウォッチを見る余裕がない。40キロ地点、2時間57分。あーもうタイムとかいいわ、とにかくゴールだ。紅葉した並木道を走り、あ、ここスタート地点だ、てことはもうすぐゴールだ、よしスパートかけよう。一気にスピードを上げる。でもなかなかゴールが見えない。まだかよー! と叫びながら走る。何人かのランナーが振り向く。まだか、まだなのか、スタート地点はとっくに過ぎているんだぞ。そしてやっと競技場が見えてくる。よっしゃラスト。おらああああと声を上げて全力でダッシュ。フィニッシュ。3時間6分。
ドリンク、記録証、地元名産品を受け取り、預けた荷物を受け取り、着替えのテントへ。座ってまず風邪薬を飲む。それから膝に冷却剤を当てて、汗を拭いて着替え。出店とかを見て回る気にもなれず、早く帰ろうと会場を出て、歩いてつくば駅へ。お疲れさまでした。

膝は痛いけど走りを妨げるほどじゃなかった。とはいえ治さないと走りは再開できないなあ。風邪をひいたタイミングも悪かった。コンディション的には悪くて、それでこのタイムならよしとするか、それともだめレースとするか。今シーズンの大本命と掲げていただけに、後者だ。悔しい。かなり後悔の残るレースだった。記録更新はこれからできるのか、とりあえず膝と風邪を早く治さなきゃ。走れないのはつらい。色々書くことはあるんだけど、なかなか浮かんでこない。文章も暗い。


2016年11月13日日曜日

11月13日(日)世田谷246ハーフマラソン

世田谷246ハーフマラソン、21.0975キロ
10月29日(土)東京トライアルハーフマラソンを走ったあとに左膝が痛くなり、それからずっと痛みがひかずに2週間。先週の5日(土)に9キロ弱を走ったけど、やっぱり膝が痛かったから走るのを控えて、20日(日)に今シーズン大本命のレース、つくばマラソンがあるから世田谷246ハーフはDNSしようと思っていた。けれどこのまま走らずにつくばを迎えても、2週間走らずに本命レースとか言ってもねえ、と思い、どうしようどうしようと悩んで過ごした1週間。金曜日まではDNSしようとしていたけれど、土曜日になったら、膝は痛いけれど、当選倍率がけっこう高いとうわさの世田谷246ハーフ、せっかく当たったんだし走ってみようかなあと思ってしまった。つくばすらだめになるかもしれないのに。とりあえず会場まで行って考えてみようか。どっちにしろのんびり走ろう。そんなことを考えて、気負わずにレース前日に初めて酒を飲んで寝る。
朝5時に目覚ましをかけたけれど、4時半に起床。ご飯を1.5合、ハーフなんだからこんなに食べなくていいんじゃねと思いながら食べる。まあ今日はのんびりだしと思いながら出発。山手線から東急へと乗り継ぎ、駒沢公園へ。さすが世田谷246ハーフ、大学生がいっぱいいるなあ。受付を済ませて、ウェアにゼッケンをつけて、スタート地点へ。Cブロック。まだランナーが並んでおらず、一番前に行けたけど、ファンランですからと一番うしろに待機。座ってストレッチしたりのんびりと待つ。そうこうしているうちにいよいよスタート。号砲。
スタートしてしばらく、混雑に合わせてのんびり走る。ちらちらウォッチを見ると4分30秒から4分50秒くらいまで、ああ、このくらいでいいか、と思いながらも、足が出てしまう。人があいているところを選んで抜いていってしまう。左膝はやっぱり痛い。けれど走りに支障が出る痛みではない、あとでひどくなるかは別として。淡々と走っているつもりでも、スピードが出てしまう。少し左膝をかばうようにだけれど、まあいけるところまでいってみようか。最初の方はずっと下り。下りに次ぐ下り。途中で、また下りかよって声に出してしまう。やがて6キロ地点で1時間30分のペーサーに追いつく。あれえ、もうこんな早く追いついたのか。1時間30分てことはキロ4分15秒か。うーん、ずいぶん早く追いついてしまった。これは潰れるかもしれん。などと思いながら足が出るまま進む。そのうち膝の痛みが気にならなくなってきた。8キロ過ぎくらいだったか、折り返しで川沿いを走る。道が狭い。だいたい走力が同じくらいのランナーが走っていて、抜きつ抜かれつ走る。ウォッチを見ると、ペースはだいたいキロ4分前後。河川敷を抜けて、街中に戻り、途中でトンネルを抜ける。ああ、トンネルだ、こりゃ楽しい、と声に出して走っていく。なんだそんなにダメージないじゃん。
ランナーを少しずつ抜いて走り、15キロ過ぎ。忘れていた膝の痛みがよみがえってきた。うわ、痛い、そうだ膝痛かったんだ。これはやばいかもしれん。でもスピードは落ちない。ここからずっと登りが続く。周りのランナーが登りでスピードが落ちているのを、淡々と抜いていく。どこらへんからスパートしようかなあ、いやスパートして膝に負担はかけないようにしないと、などと思いながら、18キロ。残り3キロか。少しスピードを上げる。駒沢公園の敷地内に入り、残り1キロ。さらにスピードを上げる。スパート。ランナーを抜いていき、陸上競技場へ。さすがにダッシュはやめとこう、ダッシュはするなよと自分に言い聞かせて、そのままフィニッシュ。1時間26分。
まあこれくらいなら走力もそれほど落ちてはいないか。まあ満足。膝は痛いけれど、走りに支障が出るほどじゃなかった。ここでしっかり治さないといけないんだけど、つくばはもう来週に迫っている。あと1週間は走らずに過ごすかなあ、膝治らないかなあ、どう走ろうかなあ、などと思いながら帰路につく。

競技場を使えて、公認で、街中でアクセスもよくて、学生の高速レースもある。さすがに人気の大会だなあ、走ってよかったなあ、楽しかったなあ。これで膝が悪化しなければなあ。つくばもう来週かあ。走れてひと安心なのと走れるだろうかと不安なのが、同時に浮かんでくる。