つくばマラソン、42.195キロ
14日(月)、朝歩いていたら腰がピキッとする。うわやばい、これはぎっくり腰になる。それからずっとコルセットをして過ごす。17日(木)、朝起きたら喉が痛い。あー・・・しまった、やっちまった、風邪ひいてしまった。これは錦織のテニスを夜中寒いなか見ていたせいだ。腰はなんとか治ったが、風邪は治らず、先日痛めた膝はいまだに痛いまま。つくばマラソンはコースがよいと評判だから、今シーズンの大本命に位置づけていたのに、相当なハンデを抱えてしまった。3週間前の東京トライアルハーフマラソンで膝を痛めてから、走ったのは先々週の9キロ弱と、先週の世田谷246ハーフマラソンのみ。まあなんとかなるかなあ、なってほしいなあと思いながら当日を迎える。
前日土曜日は夜22時就寝。23時半、1時半、3時に目が覚めてしまう。もう本当に残り少ないロヒ使ったのに。4時起床。シャワーを浴びて、ご飯1合食べる。パンを1斤トーストにして、スタート3時間前になる電車の中で食べることにする。5時出発、秋葉原でつくばエクスプレスに乗り換え。乗り換えの際に階段を降りるときに膝が痛い。全然治ってない。電車に乗ってすぐに食パンを食べる。そのあとはアイマスクをして寝る。やがて研究学園都市駅に到着。霧がすごい。バスに乗り換え。ここでもアイマスクをして、会場に到着。
バスを降りて会場に入ると、前日の雨でぬかるみがすごい。こりゃレース用のシューズをそのまま履いてきたランナーはひどい目にあうだろうなと思いながら、まずトイレへ。それから着替えのテントに入る。テントの中のシートもところどころ濡れていて、履いてきた靴下が濡れてしまう。こりゃレース用の靴下を履いてきたランナーは(ry
着替えて、荷物を預けて、トイレに行こうと思ったけど、会場内の案内を見たらスタート地点の近くにもあるらしいから、そのままスタート地点に向かう。けっこう距離あるなあ。Bブロックのスタート地点に到着。横にトイレの行列ができている。そこに並ぶが、なかなか進まない。しばらく列に並んで、ようやくトイレが見えてきたのを見ると、大が5つくらい、小が3つ。ひゃあ、こりゃ少ない。失敗だ。会場で行ってくりゃよかった。ようやくトイレを済ませて、スタートの列に並ぶ。まもなく号砲がなってスタート。
号砲と同時にウォッチを押して、スタート地点通過まで1分ほど。けっこうかかるなあ。スタートまで1分かかったのってちょっと思い出せないくらい最近なかった。それからしばらく筑波大の構内を走る。人が多いなあ。ウォッチを見ると4分半から5分くらい。えっ5分? おいおいまじかよ。ちょっとペースを上げなきゃとランナーの合い間をすり抜けて走る。それでも自分のペースで走れず、一般道に出てからもランナーのかたまりが続く。ウェーブスタートって聞いてたのになあ、すごく走りやすいコースって聞いていたのになあ、期待していたのに思ったような走りができない。さらに4キロで最初の給水。取りたかったんだけれど、ランナーが多くて取ることができなかった。うーん、これはちょっとなあ。その直後エネルギーゼリーが置いてあってこれを取ることができた。公式に書いてなかったはずだけどここは私設エイドなのかな、ありがたい。ようやくランナーがばらけてきて、自分のペースで走れるようになったのが5キロ過ぎ。膝は相変わらず着地するたびに痛む。陸橋を渡り、ぐるっと回って一般道を進む。自分のペースで走れるようになったけれど、あまりスピードに乗っている気がしない。時々ウォッチを確認するけど、4分15秒から上が出ない。ううむ、どうした、やはり風邪のせいか。練習不足のせいか。このスピードと最初の渋滞で、サブスリーは厳しいかもしれないなあ、と思いながら、どこかでスピードを出せないかと我慢しながら進んでいく。10キロ地点で43分。遅いなあ、でもスタートのロスと渋滞を考えたらこんなものだろうか。よく分からん。そのままスピードは出ず、じれったい走りが続く。さらに、右足に違和感。つるような予感がする。意識してないけれど、左足をかばった走りをしてしまったんだろうか。やっぱりなあ、ケガして風邪ひいて、走ってないし、そんな甘いものじゃないよなあ、と言い訳じみたことを考えながら、20キロで1時間27分。これをハーフと勘違いしてしばらくよっしゃいけると喜んでしまう。すぐに、あれだけの渋滞でハーフ1時間27分ってさすがにおかしくないか、あっ、ハーフじゃなくて20キロじゃん、だめじゃん、と一気に落胆。ハーフ地点通過は1時間31分。あーだめだあ、と口に出すと、隣りを走っていたランナーが、厳しいねえって答えてくれた。まさかスタートであんなに引っかかると思いませんでしたよって返すと、ネットに切り替えようって言ってくれた。そうか、ネットか、スタート通過まで約1分だから、このままならいけるかもしれない。けれど、このペースを保っていける気がしない。とにかく耐えるしかない。
30キロ手前あたりでようやく日差しが出てきた。気温も低めで、これは体調が良かったら調子のいい走りができていたかもしれないなあ。30キロ地点で2時間11分。ああ、こりゃだめだあ。スピードはキロ4分30秒あたりを刻んでいる。途中で裸足のランナーに抜かれる。ああ、あのランナーは最後の最後に抜きたいなあ、と思ってついていこうとするけど、少しずつ離されていく。どこかでスピードを上げたいと思いながら、それが35キロ地点なのか、残り5キロ地点なのか、残り3キロ地点なのか決めかねる。潰れることは避けなきゃなあ。35キロ過ぎて、上り坂があり、陸橋を渡る。あれ、ここ走ってきたとこだ。ということはもうすぐゴールか。最後くらいはスピード出したい。でもなかなか上げられない。そして大学構内に戻り、続々とゴールに向かう、自分より速いランナーとすれ違う。この人たちはサブスリーできるんだろうか。もう冷静にウォッチを見る余裕がない。40キロ地点、2時間57分。あーもうタイムとかいいわ、とにかくゴールだ。紅葉した並木道を走り、あ、ここスタート地点だ、てことはもうすぐゴールだ、よしスパートかけよう。一気にスピードを上げる。でもなかなかゴールが見えない。まだかよー! と叫びながら走る。何人かのランナーが振り向く。まだか、まだなのか、スタート地点はとっくに過ぎているんだぞ。そしてやっと競技場が見えてくる。よっしゃラスト。おらああああと声を上げて全力でダッシュ。フィニッシュ。3時間6分。
ドリンク、記録証、地元名産品を受け取り、預けた荷物を受け取り、着替えのテントへ。座ってまず風邪薬を飲む。それから膝に冷却剤を当てて、汗を拭いて着替え。出店とかを見て回る気にもなれず、早く帰ろうと会場を出て、歩いてつくば駅へ。お疲れさまでした。
膝は痛いけど走りを妨げるほどじゃなかった。とはいえ治さないと走りは再開できないなあ。風邪をひいたタイミングも悪かった。コンディション的には悪くて、それでこのタイムならよしとするか、それともだめレースとするか。今シーズンの大本命と掲げていただけに、後者だ。悔しい。かなり後悔の残るレースだった。記録更新はこれからできるのか、とりあえず膝と風邪を早く治さなきゃ。走れないのはつらい。色々書くことはあるんだけど、なかなか浮かんでこない。文章も暗い。
0 件のコメント:
コメントを投稿