世田谷246ハーフマラソン、21.0975キロ
10月29日(土)東京トライアルハーフマラソンを走ったあとに左膝が痛くなり、それからずっと痛みがひかずに2週間。先週の5日(土)に9キロ弱を走ったけど、やっぱり膝が痛かったから走るのを控えて、20日(日)に今シーズン大本命のレース、つくばマラソンがあるから世田谷246ハーフはDNSしようと思っていた。けれどこのまま走らずにつくばを迎えても、2週間走らずに本命レースとか言ってもねえ、と思い、どうしようどうしようと悩んで過ごした1週間。金曜日まではDNSしようとしていたけれど、土曜日になったら、膝は痛いけれど、当選倍率がけっこう高いとうわさの世田谷246ハーフ、せっかく当たったんだし走ってみようかなあと思ってしまった。つくばすらだめになるかもしれないのに。とりあえず会場まで行って考えてみようか。どっちにしろのんびり走ろう。そんなことを考えて、気負わずにレース前日に初めて酒を飲んで寝る。
朝5時に目覚ましをかけたけれど、4時半に起床。ご飯を1.5合、ハーフなんだからこんなに食べなくていいんじゃねと思いながら食べる。まあ今日はのんびりだしと思いながら出発。山手線から東急へと乗り継ぎ、駒沢公園へ。さすが世田谷246ハーフ、大学生がいっぱいいるなあ。受付を済ませて、ウェアにゼッケンをつけて、スタート地点へ。Cブロック。まだランナーが並んでおらず、一番前に行けたけど、ファンランですからと一番うしろに待機。座ってストレッチしたりのんびりと待つ。そうこうしているうちにいよいよスタート。号砲。
スタートしてしばらく、混雑に合わせてのんびり走る。ちらちらウォッチを見ると4分30秒から4分50秒くらいまで、ああ、このくらいでいいか、と思いながらも、足が出てしまう。人があいているところを選んで抜いていってしまう。左膝はやっぱり痛い。けれど走りに支障が出る痛みではない、あとでひどくなるかは別として。淡々と走っているつもりでも、スピードが出てしまう。少し左膝をかばうようにだけれど、まあいけるところまでいってみようか。最初の方はずっと下り。下りに次ぐ下り。途中で、また下りかよって声に出してしまう。やがて6キロ地点で1時間30分のペーサーに追いつく。あれえ、もうこんな早く追いついたのか。1時間30分てことはキロ4分15秒か。うーん、ずいぶん早く追いついてしまった。これは潰れるかもしれん。などと思いながら足が出るまま進む。そのうち膝の痛みが気にならなくなってきた。8キロ過ぎくらいだったか、折り返しで川沿いを走る。道が狭い。だいたい走力が同じくらいのランナーが走っていて、抜きつ抜かれつ走る。ウォッチを見ると、ペースはだいたいキロ4分前後。河川敷を抜けて、街中に戻り、途中でトンネルを抜ける。ああ、トンネルだ、こりゃ楽しい、と声に出して走っていく。なんだそんなにダメージないじゃん。
ランナーを少しずつ抜いて走り、15キロ過ぎ。忘れていた膝の痛みがよみがえってきた。うわ、痛い、そうだ膝痛かったんだ。これはやばいかもしれん。でもスピードは落ちない。ここからずっと登りが続く。周りのランナーが登りでスピードが落ちているのを、淡々と抜いていく。どこらへんからスパートしようかなあ、いやスパートして膝に負担はかけないようにしないと、などと思いながら、18キロ。残り3キロか。少しスピードを上げる。駒沢公園の敷地内に入り、残り1キロ。さらにスピードを上げる。スパート。ランナーを抜いていき、陸上競技場へ。さすがにダッシュはやめとこう、ダッシュはするなよと自分に言い聞かせて、そのままフィニッシュ。1時間26分。
まあこれくらいなら走力もそれほど落ちてはいないか。まあ満足。膝は痛いけれど、走りに支障が出るほどじゃなかった。ここでしっかり治さないといけないんだけど、つくばはもう来週に迫っている。あと1週間は走らずに過ごすかなあ、膝治らないかなあ、どう走ろうかなあ、などと思いながら帰路につく。
競技場を使えて、公認で、街中でアクセスもよくて、学生の高速レースもある。さすがに人気の大会だなあ、走ってよかったなあ、楽しかったなあ。これで膝が悪化しなければなあ。つくばもう来週かあ。走れてひと安心なのと走れるだろうかと不安なのが、同時に浮かんでくる。
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