2017年1月14日土曜日

1月14日(土)ベジタブル森林公園マラソン

ベジタブル森林公園マラソン、42.195キロ

正月でぶからの脱却。
13日(金)、23時過ぎに帰宅。そうめん200グラムを茹でて食べて、明日の準備をして0時半ころ急いで就寝。途中4時過ぎに一度目が覚めて、5時に起床。また寝不足。ご飯2合炊いたけど、さすがに多すぎてスタートまで胃に残るかもと思い、1.5合くらいを食べる。6時に出発。電車に乗って森林公園へ。ベジタブル森林公園マラソンに3年連続の参加。毎年年初めに開催されるので、正月でぶの解消にはもってこいだ。毎年やせた記憶がないけれど。正月怠けまくった体にむちを打つためにもちょうどいい大会だ。アップダウンもあってけっこう鍛えられるし。
森林公園駅に7時半前に到着、バスに乗り換えて森林公園に到着。入園してまずいつものトイレへ。広場でウェアにゼッケンを付けて、過去2年ともグラサンを忘れていたけど今年はちゃんと持ってきたよ、着替えて、今年は諸々のテントの配置が変わってコンパクトになった、今年は荷物を預けてみようか、と思ったけどいっぱい並び始めて、間に合わなくなりそうなので今年もそこらへんに放置。もう一度トイレに行ってスタート地点へ。なんだかんだいってもうスタート5分前。しまったストレッチすらしてない、急いで軽くやってすぐスタート。
号砲と一緒にウォッチのボタンを押す。でぶになったし怠けてたし、軽くいこうと思っていたけれど、前が混雑しているのがもどかしくて横をダッシュで抜けていく。速いかしらとウォッチを確認すると、あれ?  動いていない。えっ、おいおいおいどうしたんだどうすんだ、おい壊れたのか。すごい焦る。色々ボタンを押してみると、計測が始まらないだけでほかは動く。なんだよこれ。タイムは計測できないけど、ペースは表示されているようだ。ペースと時刻でだいたい分かるからこれでいくしかないか。あきらめて走る。
あれ、去年おととしとコースが違う。なんだこれ、逆回りになったのかな。しばらく走っていくと、どうも記憶にない道のり。少しコースが変わったのかな。途中でやっぱりウォッチがないと不便だと思って再起動してみる。あ、ようやく計測できるようになった。ちくしょう。5キロから計測を始める。しかし、そんなにペースを落としているつもりはないのに、キロ4分50〜55秒くらいを刻んでいる。んー、おかしいな、過去この大会は距離が短く出ていたので、なんか少し違う値が出ているんだろうか。先月のはが路ふれあいマラソンが3時間6分だったから、3時間5分以内にまとめたいなあと思っていたけれど、キロ5分ってタイムはいくつになるんだろう、思い出せない。計算する頭が働かない。まあいいや、体の動くように走ろう。しかし、今年はいつにも増してアップダウンが激しい。なんだこれ毎年アップダウンがひどくてみんなひいひいいって走るのに、去年よりひどくないか。
途中で追いついてきたランナーが話しかけてくる。履いているVFFのことについて。いろいろ聞かれて答えながら走る。裸足では走らないんですかって聞かれて、いやあ少し走ったことあったけど、なんか違うかなって。裸足で走っている人たちの、なんていうか意識高いみたいな感じが苦手で、って答えると、いやいやそんな風に見えますよって返される。ええーっ、まじかよ。俺もそんな風に見られてるのか・・・。しばらく一緒に走って、徐々に離れていく。お互いがんばりましょう。
いやあそれにしても相変わらずアップダウンがひどい。ところどころ見覚えのある道を走るけど、やっぱり完全に別物のコースだ。過去のランネットのコメントに、アップダウンが多いというよりアップダウンばかり、っていうのがいくつかあったけど今回はそれに輪をかけてひどい。やがて15キロ過ぎ、おいおいってほどの下り坂、膝また痛めないかなあなどと思いながら走っていると、視界が開けたところに出た。なんと、芝生、というか原っぱを走る。なんだよこれって思わず笑ってしまった。すると前を走っていたランナーも笑ってすごいねえって話しながら走る。どうやらハーフマラソンらしく、フルはここまた走るんだよって言われて苦笑。だけど舗装路と違ってダメージが少ない。お、やっぱり土の上はいいかもしれない、と思って走り、舗装路に戻ると、やはり衝撃が足にくる。ほほう、芝生ってのはいいなあと思う。
原っぱを抜けてしばらく走ると、また追いついてきたランナーに話しかけられる。やはりVFFのこと、しばらく並走して、ハーフを通過。ああ、ジェルとろう、と思ってごそごそしているうちに少し遅れ始める。初めて買ってみたザバスのゼリー。どんなもんかと思ったけど、なかなか噛みごたえがあっておいしい。ちょっと離されて、ひとりで走っていく。前を走るランナーに追いつけないなあと思っていると、急に減速、立ち止まった。えっ、もしや故障か。と思ったら、立ちション・・・。幻滅。抜いて、またしばらく走っていく。ウォッチを5キロでスタートさせたけど、距離が合わない。ペースも5分を切るくらいのまま。そうするうちに、後ろから徐々に足音が近づき、やがて追いつかれる。抜かれて、またひとりで走っていく。そのうちにペースはキロ5分5秒くらいまで落ちている。
30キロ過ぎ、白いものが降ってきた、なんだ、おいおい雪かよ。今日は寒いもんなあ。2週目に入ったランナーとすれ違い、この坂と天気の中で走りきれるのかなあと思いながら走る。35キロ過ぎ、1週目でひどかった下り坂を降りる。これまでのアップダウンの繰り返しも響いてか、膝がやはり違和感を感じるようになってきて、さらに右足ふくらはぎがつりそうな感覚になる。いやあほんときついわ。そしてまた原っぱに突入。ああ、やっぱり芝生でちょっと楽になった。けれど芝生はすぐ終わり、また舗装路へ。衝撃がすごい。というか痛い。給水所を通るときにスタッフが、雪が強くなってきて大変だけどがんばってくださーい、って叫んでくれる。いやいやむしろあなたたちのほうが大変でしょって思いながら通り過ぎる。ありがたいなあ。
5キロからウォッチをスタートさせたけど、距離が合わない。だけど終盤はキロ表示とラップのアラームがほぼ合ってきて、どうしたんだこれ。残り距離と時計を見て、うーん、3時間5分はきついかもしれんなあ、って思って、あと残り2キロを切ったところで、12:00を知らせるチャイムが鳴る。あれっ、ウォッチだと11:58なんだけど。チャイムが早いのかなって思ったけど、そういえば公園の開園のお知らせも9:28で、時間ぴったしじゃないのかよってひとり突っ込んだことを思い出した。あちゃー、時計が遅れてたってことか、3時間5分は無理だわ。ずーっと続く上り坂を走り、なんとか最後までペースは落ち込まないように踏ん張ったままゴール。3時間9分。うーん、アップダウンがひどかったし、でぶだし、こんなものでしょうか。くやしいけどしょうがない。
完走証を受け取り、ドリンクを受け取り、広場に戻って荷物を持って着替えテントへ。着替えてるうちに体ががたがた震えてくる。やばいめっちゃ寒い、風邪ひきそう。必死で急いで着替えて、とりあえず参加賞のとん汁を食べて、おいしいなあ、森林公園西口出口近くの休憩所だか待合所に逃げ込む。表彰式を見て、急いでバスに乗って森林公園駅へ。駅に着くと、なんと人身事故で電車が動いていないそうな。まあ急いで帰りたい訳でもないからいいけど。出発を待って、やがて電車が動き出して、のんびり帰って、おしまい。

アップダウンが笑っちゃうほどひどくて、正月でぶと正月で走りもせずになまけきった体にはこの上ない刺激になった。面白いコースで、じっくり自分に向き合って走れるコース。楽しい。なまけ過ぎた年末年始、この自分に喝を入れる意味でも、いいコースだった。きつ過ぎて最高。今までで一番おもしろいベジタブル森林公園マラソンでした。


2017年1月4日水曜日

12月18日(日)はが路ふれあいマラソン

はが路ふれあいマラソン、42.195キロ
10月末の東京トライアルハーフで左ひざを痛めて、11月はエントリー済みの世田谷246ハーフ、つくば以外ほとんど走らず。膝の痛みはまだ続いているけれど、さすがにまずいと2週間前からようやくジョギングを再開する。まるで学生のテスト前の一夜漬けのように、間に合わせるために走る。それでも30キロ以上は走れず。再開したら膝の痛みはそれほどでもなくなってきた。そして迎えたはが路ふれあいマラソン。去年に続いて、今年も仮装して走るのだ。今回はどうしようと悩んで、現地はイチゴが名産だからとイチゴの着ぐるみとかぶり物にした。
当日、朝3時45分起床。シャワーを浴びてから、うどん1玉を食べる。パン1斤をトーストして、行きの電車の中で食べよう。5時発の電車に乗って、宇都宮に向かう。アイマスクをして休み、途中でトマトジュースを飲みながらパンを食べる。ん、このトマトジュースんまい。2月のいわきサンシャインマラソンでもらったトマトジュース、賞味期限がちょうど今日、すごいおいしい。休みながら、忘れ物がないか頭の中でチェックする。着ぐるみ持った、VFF持った、スーツ持った、ネクタイ持った、ん、あれ・・・ああああナンバーカード、しまった、ナンバーカード忘れた!
7時前に宇都宮に到着、シャトルバスに乗り換え。改札を出るとシャトルバスへの案内を持ったスタッフさんが立っている。寒いのに本当にありがたい。おはようございますとあいさつして乗り換える。シャトルバスに乗って引き続きアイマスクをして、30分くらいで会場に到着。ナンバーカード再発行しなきゃ。探して、再発行してもらう。ふうう、荷物が多いからうっかりしてしまった。着替えのロッカーに向かって、いつも通りロッカー代100円をもらう。100円くらい各自負担でいいだろうに、この手厚いサービス。着替えて、着ぐるみを持って、スタート地点に行くけど、まだ早いようでランナーがいない。公園の事務所に入り、しばらく座って休む。9時20分ごろ、イチゴの仮装、イチゴのかぶり物をしてスタート地点に向かう。去年と10月の東京トライアルハーフで会ったランナー(Iさん)を探してみるけど見つからない。そのまま最後尾へ。後ろに並んでスタートを待つ。やがてスタート。
スタートしてからスタート地点を通過するまで2分10秒ちょっと。そこからスピードを上げる。ランナーがいっぱいで、歩道を走って抜いていく。最後尾をのんびりスタートなのに、横を一気に抜いていく、これなら前のほうからスタートでも変わらんのではないだろうか、などと思う。今後また考えてみよう。3時間半のペーサーを抜く。大体ペースは4分25秒前後か。まあのんびりいける。走っていると、沿道からイチゴがんばれーって声をいっぱいかけてもらう。途中、交通規制で待っている車からもイチゴーって声をかけられて、大きく手を振って応える。ああ、今年も仮装してよかった。12キロくらいだったか、貝のお守りを今年も配っていて、無事に受け取る。このお守りは遠征用のバッグにつけている。今年も受け取れてうれしい。15キロ過ぎ、ここら辺から登り坂が続く。でも足は動く。ずっと登りが続いて、やがて18キロ過ぎ、峠に突入。10%の登り坂。おっしゃ。そして12%の下り坂、がまんがまん。2年前は凍っていて滑りそうになったけれど、今年は晴れが続いていたからか、危険はなく走れる。坂を下りて、ハーフ手前の大エイドへ。ここはイチゴエイドがあるから、イチゴ仮装としては絶対に取らなきゃいかん、と思いながら走って、手袋を脱いで、イチゴに手を伸ばす。ああああ取り逃がしたああああああああ。エイドを抜けて、つい「イチゴなのにイチゴ取り逃がしたあ」って口に出したら、前を走っていた女性ランナーに「イチゴどうぞ」って1個手渡される。1個取ろうとしたら2個取れちゃった、とのこと。まじか、めっちゃうれしいんですけど。ありがたくいただいて、おいしい。めっちゃおいしいですって返事して、ハーフ過ぎの登り坂へ突入。
去年おととしはこの坂がきつかったけど、今年は淡々と走っていく。25キロ過ぎだったか、ふと横、田園地帯を見て、視線を前に戻したら、前を走っていた女性ランナーが転んでいた。わわわわ、こんなの初めて。立ち止まって大丈夫ですかって声をかける。大丈夫ですって言われて、不機嫌そう、すぐに走り直す。びっくりしたあ。28キロ過ぎ、あれ、あの人は、と前を走っていたランナー、スタート前に声かけられなかったIさんぽい。多分そうっぽいなあ、でもちょっと違うかもなあ、と思いながら、横に並び、抜いていく。30キロ、ここはハイタッチゾーンで沿道の小学生中学生といっぱいハイタッチできる、はずなんだけど・・・いない。あれえ、勘違いかなあ。30キロを過ぎ、前を走っていたニンジンの仮装をしたランナーを見つけ、気持ちスピードを上げて、追い抜く。追い抜く際に少しあいさつをする。そのあと、今度はサンタの仮装をしたランナーを追い抜く。あー仮装1位だったのにー、と声をかけられ、よし俺1位か。
後半は私設エイドも充実しすぎている。イチゴは必ず取るようにして、ほかもいっぱいあるけどスピードで取れず。途中のエイドでおじさんがわざわざ少し並走してくれて、水餃子食べて! って言われて、ああ、名物水餃子だ、って思ったけど、必死で走っていて思わずごめんなさいって言ってしまった。仮装とかしておきながら、エイドをちゃんととるほど割り切れてもいない、中途半端な奴、と反省。
35キロ過ぎも相変わらず足は動いている。ペースは少し落ちてきただろうか。そばのエイドもスルーして、40キロの坂へ。最後の名物の坂、ここは耐えられるだろうか。意を決して登っていったけど、あれ、今年はそれほどじゃない。鍛えられたのだろうか。淡々と確実に登っていって、特にダメージもなさそう。さあラストだ。ペースを上げてラストスパート。ゴール会場が見えてきた。そしてゴールへ。前に2人、抜けるかもしれないと思った瞬間にダッシュ。あとからラストでダッシュするなよって反省したけど、どうしても体が動いてしまう。3時間8分。まあこんなもんだろう。少しゴールを眺めていると、やはりIさんだった、Iさんがゴールする。聞くと僕だと気づいて、うしろを付いてきてくれていたそうだ。そのおかげかどうか自己ベストだったらしい。このコースで自己ベストはかなりの自信になるだろうなあ。役に立てたなら何よりだ。あいさつして、少しお互いの感想、今後のレースのことを話して、それじゃこのあと急ぎますんで、と別れる。さてこのあとは横浜に移動して、後輩の結婚式に出席しなきゃいかんのだ。
走った後もゆっくりと楽しみたかったけれど、ダッシュでロッカーに向かい、簡単に着替えて、大急ぎでバスに向かう。バス乗り場に到着すると、直前にバスが出発したばかり。次は20分後と言われ、しまったもっと速く走って急いで着替えるべきだった。しょうがないのでいったんバスから離れ、とん汁を食べに移動。とん汁をいただくことにする。もらうとすごい具だくさんで思わず笑ってしまった。食べて、もう1杯いかがって言われて、食べたいんだけど時間がないから泣く泣くお断りしてバス乗り場に戻り、発車。帰りはスタッフみんなが手を振ってくれて、こちらも手を振り返す。ああ、本当にあったかいなあ。

はが路ふれあいマラソンの素晴らしいところは、応援の、沿道の人々が決して多いわけではないけれど、ずっと途切れずに人がいて、みんなあったかく、笑顔で応援してくれるところだ。毎年すみません、毎年ありがとう。来年もきっと来ます。来年はゆっくりと楽しみたいと思います。何度繰り返しても言い足りないけれど、本当にありがとうございます。

宇都宮駅に着いてからも走り、新幹線に乗って、横浜へ。結婚式になんとか間に合う。マラソン走っているときよりもこの移動のほうが疲れたかもしれん。お祝いと、昔話に花が咲く。マラソンからの移動が良いネタになった。激動の1日だった。