この夏はぐうたらしすぎた。土日でどっちかしか走らないようなていたらく。暑い、熱中症、寝不足だから危険と言い訳をしてどんどん走らなくなっていた。気づいたら帰省と一緒にエントリーしていたマラソンが近くなっていた。さらには食事制限もせず、前日まで毎日アルコールを摂るという、完全にファンランのてい。
当日、朝起きてご飯を食べて、一旦寝る。スタートぎりぎりに会場に向かう。途中であああしまったあああウォッチ忘れたああああ。愕然。しょうがない、距離も短いし今回は自分の体の感覚でペースをつくれるか確認の機会にしよう。しょうがない。しょうがない。
荷物を置いて、スタート地点に向かう。ううむ、喉も渇いている。水はないか、と周りを見渡すけど水道が見当たらない。これもしょうがない(あとで大会レポを読むと、走る前からスイカが提供されていたようだ)。スタートに並んで、人が多いなあ。10マイルの部と5マイルの部が同じスタートなのか。こりゃ渋滞抜けるの苦労しそう。などと思っているうちに、ピストルが鳴りスタート。
ランナーの流れにまかせて歩いて、スタート地点を通過。すると、計測のマットがない。しまった、この大会はゴールだけなのか。とあわててランナーの合間をぬって抜いていく。飛ばしすぎた。いやたかが16キロ。きつい思いをするくらいがちょうどいいだろ、とスピードを上げたまま、しばらく走っていく。すぐ折り返して碁点の橋を渡り、未舗装路を走り、去年と同じ山道に入る。ここからしばらくは抜けないだろうな、と思っていたけれど、走力が同じくらいのようで、その心配はなかった。自然の中を走れて気持ちいい。2キロほど走り、一般道に戻る。だいぶ人がばらけて単独走になる。さあてここからどれくらい抜けるかなあ、と思っていたけど、逆に3人ほどに抜かれる。だめだ、最初飛ばしすぎたか。いや今の実力だろう。受け入れなきゃいけない、自分の練習不足も含めて。給水所でしっかり水を摂っていく。ときどき町の人たちが家の前に出て応援してくれている。うれしいなあ。できる限り手を振り返し、笑顔で、声を出して応えていく。
ようやく6キロの表示にはあと10キロもあるのかよ、8キロであと半分もあるのか、10キロでたった10キロしか走っていないのか、きついなあ、といちいち文句を言いながら、スピードが落ちないようにと踏ん張りながら走る。どれくらいのペースなんだろう。スタートも含めて、どのくらいのペースで走っていたかを知りたい。前を抜けず、後ろから抜かれずが続く。ようやくラストの3キロでひとり、1キロでひとり抜く。いやあきつい。あと1キロの表示が見えて、1キロもないじゃないのってくらいあっという間にゴール地点へ。最後ダッシュしようとしたけど、なかなかスピードが上がらず。そのままゴール。1時間4分。去年と同じじゃないか。
あれだけ走っておらず、体も絞らずにこの成績ってのはできたほうなんじゃないか、という思いと、これだけへとへとでスパートもかけられないってのはやっぱり弱ってるなあという思い。とにかく、秋からのシーズンに向けて、自分を知るいい機会になった。できることなら1時4分切りたかったなあ。そしたらキロ4分切れてたのにな。などと思う。スイカを食べて、荷物を持って、クアハウスで風呂に入り終了。これからはまじめにジョギングしよう。
今回が第2回の最上川S-mileマラソン。去年はあまりにつたない大会で、評判も悪かったけど、今年はとてもよくなった。事前に送付されてきたのが、去年は駐車場の案内紙1枚のみだったけど、今年はゼッケンもチップも送付され、クアハウスの入浴券も入っていた。スタート地点も変更され、ゴールでスイカも食べられた。こじんまりとしていい大会になった。不満をいえば、10マイルと5マイルの部のスタートが一緒で大混雑したこと、ゴール後の芋煮がなかったこと、コース変更で老人ホームの前を通らなくなって声援を受けられなかったこと、くらいかな。来年も帰省が重なれば、また走りたいと思う大会になった。
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