2017年2月12日日曜日

2月12日(日)いわきサンシャインマラソン

年に一度の遠征ラン。
今年もいわきサンシャインマラソンがやってきた。今年もといいながら、参加は2度目。エントリーは4度目だけど、去年ようやく走れたばかり。11日(土)、高速バスでいわきへと向かう。昼過ぎにいわきに到着。ホテルにチェックインしたあと、ウェルカムパーティーへ。思いきりカーボローディングしてやる、と意気込んだものの、今年はテーブルごとに料理が置いてある。あれ。テーブルにはおにぎりが置いてある。パーティーが始まり、あたりを見渡すけど、カレーはどこいった。パスタもないぞ。なんてこった。おにぎりを食べ、椎茸うどんは今年もあったので食べて、お腹いっぱい。むむう、カレー食べたかった。パーティーが終わり、ホテルに戻り、眠剤をかじって早々に就寝。ここ毎年天気に恵まれないけど、明日は晴れるらしい。風が強いらしいけれど。
朝4時半にいったん目が覚め、そのまま5時15分に起床。5時までぐっすりといきたかったな。ホテルの食事は6時と聞いていて、ほんとはレース開始3時間前の6時に食べ終わりたかったけどしょうがない、6時に行くともう開いてる。ご飯を茶碗に4杯食べる。部屋に戻って支度して、テレビの天気予報で強風注意報が出ている、7時過ぎに出発。駅前にはもう人がいっぱい。バスに乗ってスタート地点へ。
スタート地点の陸上競技場に着いて、まずトイレ。体育館の2階に行くと、待ちなし。着替えて、スタート地点の荷物預けへ。荷物預け前に仮設トイレがあったはず、そこでもう一度トイレを済ませようとしたら、大小兼用しかなくて長蛇の列。いったん戻り、小を済ませてまたスタートへ。荷物を預けて、整列。スタート前にいわき市長のあいさつ。去年も、昨日のウェルカムパーティーもだったけど、この市長さんの話面白いなあ。と、そしていよいよスタート。
号砲と一緒にウォッチのボタンを押す。今回は早めに並んだから、ロスは7秒。さて、今日の目標タイムは。先月の森林公園マラソンから30キロ走をしていない、まあなんとかサブスリーできればいいかと思って走る。今回もさくらんぼを被って走る。沿道からさくらんぼがんばれって声がかかる。それに声で応えたり、手を振って応えたりしながら、ああ、やっぱりこの大会は楽しいなあ。スタッフも沿道の人たちもみんなあったかい。最初の1キロは4分。そのあとは4分を切るくらいで、おいおい早すぎやしないか。でもそんなにスピードを出している感覚はない。どうしたんだろうなあ、調子いいのかなあ、などと思っていると、4キロ過ぎ、うわ、靴ひもが緩んできた。うわああ、これはまずい、どうしよう、早めに立ち止まって結び直したほうがいいのか。まずい、相当まずい。ただ靴ひもを絡めていたため、ほどけたわけじゃない。うーんうーん、このままいくか。どうしようと悩みながら走り続け、10キロ。40分。おいおい早すぎだろこれ。靴ひもが緩んであせったのか。とにかくこのままいくか。と思っていると、アームカバーに挟んでいた補給食が沿道に向かって落ちる。ぎゃー。しょうがない、いやちょうどいい、ひも結び直そう。立ち止まって結ぶと、沿道の方が補給食を届けてくれる。ありがたいなあ。急いでコースに戻る。
風が強いからと被っていたビニールをようやく脱いで走る。のもつかの間、15キロ手前でまたひもが緩んでくる。やっちまった、急ぎすぎたか。もうしょうがない。また立ち止まって、しっかり結んで、ひもを絡めて、その間に脱いだビニールが飛ばされたけど、スタッフの方が拾っていてくれて、お礼を言ってまたコースに戻る。15キロ地点での1キロラップは4分30秒。30秒のロスかあ、最初のロスと合わせて45〜50秒くらいかしら。ああちくしょう。トンネルを抜けて、大漁旗が見えてきて、折り返し。応援がすごい。いっぱい手を振って応える。楽しいなあ。そして海沿いを走る。本当に景色がきれい。楽しいなあ、きれいだなあ、気持ちいいなあ、と走っていって、20キロ地点で1時間22分。ハーフで1時間27分。おお、サブスリー余裕じゃないか。と思いながら進んでいく。
22キロ過ぎ、マリンタワーへの坂。ここがきついきついといわれる名物のひとつ。だけど見た感じそんなにきついとは思わない。ほかの大会で鍛えられてるからね、と腕をおろして、じっくり進む。坂を登りきる。登ったところでエイド。トマトを取り逃がして、イチゴをつかむ。おいしい。そこからいっきに下り。下りはむやみにスピードを出さずに我慢。淡々とくだる。下りの最後にトンネルがあり、そこからものすごい風が吹いてくる。おいおいつえーよ、と叫ぶと、隣りのランナーが応えてくれる。いやほんときついですね。そしてマリンパークへ。ゴール地点でもあるここが一番の声援。いっぱい手を振って応える。さくらんぼって声をかけてくれる。すると、先ほどから一緒に走っているランナーにも声援がすごい。たくさん声をかけられている。子どもたちが並走する。聞くと、近くの小学校の先生だそうだ。これはうらやましいなあ。すごい力になるだろうなあ。少し話しながら走っていく。このままならサブスリー大丈夫でしょう。大丈夫でしょうか。みたいなことを話す。そして30キロ、2時間7分。サブスリーは大丈夫そうだ。ここら辺から沿道の声援は減り、自分との戦いになる。少なくなるとはいえ、声援はとてもあったかい。本当に素晴らしい。
しかし、30キロ前後からラップは4分30秒を切れなくなってくる。きつくなってきた。どんどんペースが落ちている。前言撤回、正直このままだとサブスリーはきついかもしれん。ああーやっぱりこの1か月1回だけでも30キロ走するんだった。怠けすぎだよなあ。悔しい。そして、大きめの坂があり、のぼって、くだって、折り返して、またのぼる。そうしてなんとか足を前に出していると、ペースが上がってきた。お、足が戻ってきた、いけるかもしれん。などと思っていると、ウォッチの計測がおかしい、いやペースじゃなくて、キロ表示看板との400メートルくらいずれてきている。これはまずい、やっぱり間に合わないかも。いやまだ心肺は余裕がある、足も戻ってきた。スパートできるくらいだ。などと思っていると、残り3キロ表示あたり、ここからいっきに上げていこうと思ったところで、ふくらはぎがぴくっ、ぴくっといいだす。やばい、つりそうだ。まずい、これは本当につる手前だ。まだ足は残っているのに、スピードを上げられない。ああ、だめだ、ちくしょうちくしょう。おさまれ、おさまってくれ、でもまったくおさまらない。スパートできない。残りあとどれくらいだ、もうゴールが見えてもいいはずなのに、1キロが遠い。ゴールはまだか。耐えてくれ。そして、ピンク色のゲートが、ゴールが見えてきた。やっとゴールだ。ウォッチを見ると、ちょうど3時間を過ぎたところ。あー・・・。
ゴールではみんなが笑顔で迎えてくれている。かぶり物をしている身として、笑顔で、いっぱい手を振りながら走る。足はもういつつってもおかしくない。必死の笑顔で、ぎりぎりのところで、なんとかゴール。3時間1分。立ち止まって、つりそうなところを耐える。スタッフの方が車いすありますよって声をかけてくれるけど、いや大丈夫です。ようやくおさまった。フラガールがレイをかけてくれ、ドリンクとチョコをもらい、記録証発行。やはり3時間1分。ぎゃーと声を上げてしまった。靴ひもを直していた時間、は関係ないですね。
そして着替えて、ランナーに提供されているカジキメンチとサンマのつみれ汁を食べて、今年は帰りも高速バスを選んだので、いわき駅へ。バスを待つ間に営業している呑み屋に入り、ビールを飲む。ああーー、んまいい。先客に同じく走ったランナーがいて、少し感想を言い合う。このコース言われているほど坂はきついとは感じないんですけどね、みたいな、知った風なことを言って、聞いてみるとフル2回目で、2時間58分だったそうだ。ひひいい。おそれ多い。恥ずかしい恥ずかしいごめんなさいごめんなさい。
バスの時間が迫り、店を出て、駅に行き、バスに乗り、いわきとさようなら。今年も楽しかった。いわきサンシャインマラソンは、運営もスタッフも沿道の応援も、そしていわき市全体があったかい。本当に楽しい、素晴らしい大会だった。今年も参加してよかった。そして今年もサブスリーできなかった心残りは、来年返すしかないか。というか、お前本気でサブスリーする気あるんか。いつでもサブスリーできるような実力はないんだぞと言いたい。とことんとことん言い聞かせたい。




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