かすみがうらマラソン、42.195キロ
土曜日、いつもどおりの寝不足。金曜はいつにもまして3時間しか寝られず、21時には寝ようと晩ごはんにパスタ山盛り食べて、眠剤を飲もうとしたら頼みの綱のロヒが1mg2錠に2mg3錠しかないことに愕然とする。尽きるときが目前に迫っている。これなくなったらどうなるんだろう。なんだかんだしていて22時前に就寝。
当日は5時にアラームが鳴るまで目覚めず。ああよく寝た。もうちょっと眠れたら完璧だったけど。シャワーを浴びて、うどん2玉を食べて出発。乗りたい電車に間に合わなさそうで、余計な体力を使いたくなかったけど、走る。山手線で上野へ。そこから土浦行きへ乗り換え。去年どおり余裕で座れる。4つ切り食パンを3切れ食べて、土浦までアイマスクをして寝る。8時前に到着。道なりに進んで会場へ。日差しが強い。今日は暑そうだなあ。まずトイレへ行って、日焼け止めなど準備をして、まだ時間に余裕があったけど荷物を預けて、念のため途中またトイレに寄ってスタート地点へ。マイルの部のスタート前で、スタートを見送る。そしてフルのスタートに並ぶ。あら、えらい前なんだけど。こんな遅いランナーなのにこんな前でいいのかしらと思いながら座ってスタートを待つ。いよいよスタートが近づき、立ち上がってスタート地点に整列する。前から6、7列目かな、かなり前だ、下手な走りはできんのう。司会の方がいろいろと盛り上げてくれて、周りのランナーとハイタッチしましょうって呼びかけて、隣のランナーとハイタッチをする。ああ、これいいなあ、よろしくお願いします。そしていよいよスタート。
号砲が鳴り、ロスは3秒ほど。早い。周りも速いランナーが多く、スタート直後のストレスがあまりない。いやあいいねえ。だいたいキロ4分くらいを目安にして走る。最近はこのくらいのペースが普通になってるなあ。今回こそはもつかなあと思いながら、体はそれほど無理はしていないと確認して、ペースを保って走っていく。初めのほうはアップダウンが続くけれど、ペースは無理せず、体が動くとおりに走っていく。が、それにしても暑い。夏日になりそうなんだっけ、あっついなあ。汗がどんどん出てくる。これは給水しっかり取らないとまずいだろうなあ。私設も含めて、エイドの給水を水とスポーツドリンク、アミノバリューだった、を2つしっかり取っていく。スポドリは飲んで、水を頭からかけて冷やす。10キロ地点で41分。まあまあか。沿道の声援に応えながら、順調に進んでいく。アップダウンで多少のブレはあるけれど、だいたい4分5〜10秒くらい。ハーフ地点で1時間28分。うーん、少し遅くなったけどまあ許容範囲か。このままいけばサブスリーはできそうかな。折り返しがあり、ここからはほぼフラット、かすみがうらを横に見ながら走っていく。途中でランナーと暑いですねえなどと会話をかわして進んでいく。
気づいたら、折り返してからペースが落ちてきている。ウォッチを見ると4分20〜25秒くらいまで落ちてきている。あれえ、自分ではそんなに落ちている感覚はないのに。ウォッチがおかしいのかなとすら思ってしまう。けれどそんなはずはなく、4分15秒を切れなくなってきているのを確認して、このままだと前半の貯金がなくなるのにどれくらいだろう、どこまで耐えられるかな、と思いながら走る。これは前半飛ばしすぎたからか、それとも暑さからか、いややはり実力不足か。なんとかペースを戻したい。ランナーを抜いたり、逆に抜かれたりしながら走っていく。
給水所でスポドリを飲んで、水を頭からかけて走っていくけど、スポドリの甘さが辛くなってくる。水を飲みたいけど体にかけるほうを優先しなきゃだし、この暑さだからミネラル分を補給しなきゃと思って我慢してスポドリを飲む。ああもうこの甘さきつい。スポドリを続けていると辛いっていうのはこういうことか、と思いながら、それでも必要だから必死に飲んで、耐えて走っていく。少しづつウォッチのキロ表示とコースのキロ表示が違ってきているのにいらついてくる。30キロで2時間6分。ああ、これなら大丈夫でしょう、大丈夫だよね。32キロ地点で、ちばアクアラインマラソンはここからきつかった、35キロ地点を過ぎて、いわきサンシャインマラソンはここからつりそうになったんだった、37キロ地点、ここで2時間27分、んー、大丈夫なんだろうか。38キロ地点で、先月の板橋Cityマラソンはここからつりそうになったんだった、耐えてくれよー。もうタイムの見込みを計算する余裕がない。このまま体が動くままに行くしかない。
40キロ地点で2時間50分。いやもう51分になりそうな50分台。沿道からサブスリーいけるぞって声がかかる。ああ、これなら大丈夫だろ、と思ったけど、最後の195mがどうなるか、ぎりぎりなんじゃないか、うわやばい、ここまできてついに足がつりそうになってきている。耐えるしかない。きつい。必死で走り、いくつか曲がり角を曲がり、最近のレースでつりそうになってできなかったスパートをしたい、でもつりそう、もうすぐゴールなのに一気にいけない、耐えろ、もうすぐゴールだ、あっ競技場だ、ゴールだ、よし、とゴール地点の競技場に入って、ゴールにある時計を見ると、ちょうど3:00:00になったところが見えた。あー・・・。
それでも、最後の最後、本当にラストだけ、意地で全力疾走して、ゴール。3時間0分。いやいやいや、おいおいおい、なんなのこれ、ちょっとどうにかしてよ。もう苦笑いも浮かばんわ。ドリンクや地元名産品、れんこんめんなどを受け取り、記録証を発行してもらい、やっぱりサブスリーできなかったね。あーあ。ていうか板橋Cityマラソンより遅かったのかよ。そのあとは着替えて、水をがぶがぶ飲みたいんだけど水道が見つからなくてきつくて、毎年恒例にしている盲導犬に会いに行って撫でていろいろお話し聞いて、駅に向かって電車に乗って、帰路へ。お疲れさまでした。
これで今シーズンのフルマラソンはすべて終了。有終の美は飾れなかったけれど、まあ今まであれだけ怠けまくっていたらこうなるわなっていうものを象徴した最後だった。今日は暑さのせいがあったのかもしれないけれど、日ごろからちゃんと走らないとだめですね、特に長い距離。というか、なんでこんなに3時間いったりいかなかったりの間でうろうろしているんだろう。サブスリー余裕なら余裕、できないならできないではっきりしたいわ。いやできないのは嫌ですけど。とかひと事みたいに言っているけど全部自分のせいですからね。
というわけで、夏はちゃんと走ろう。その前に100キロマラソン、6月に今年も柴又100Kに申し込んじゃったからそのために走り続けなきゃいけないのだ。
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