2016年10月26日水曜日

10月23日(日)ちばアクアラインマラソン

ちばアクアラインマラソン、42.195キロ
18日火曜日昼過ぎ、気分が悪くなり、節々が痛くなる。もしかして風邪か。今シーズン最初のマラソンが週末にあるのにこれはやばい。炭水化物を控えるのをやめて、風邪薬を飲んで、木曜には体調が回復。あぶなかったあ。金曜日は飲み会が入り、アルコール摂取が逃れられない。まあアクアライン風強そうだし、アップダウンありそうだし、あくまで調整レース、現状の走力を試すレースだととらえる。
前日の土曜日は朝にごはんを1.5合、夜にスパゲティを山盛り食べてカーボローディング。22時過ぎに就寝。眠剤をかじって寝るのだが、ここぞというときに心の底から頼りにしているロヒが、残り1mgがあと2錠、2mgがあと4錠になっていることにおののく。まじでこれなくなったら俺どうすんだ・・・。
朝4時50分起床、少し前に目がさめる。もう少し眠れれば完璧だけど、ああやっぱロヒは素晴らしいよ。これなくなったら(ry
うどん1玉、4つ切り食パン1枚を食べて、あと3枚はトーストにしてレース開始3時間前になるバスの中で食べよう。そうこうしているうちに時間が迫り出発。新宿駅へ。そこからバスに乗り、パンを食べる。カステラが残ってるけどどうしよう。食べなくていいか。あとはアイマスクをしてしばらくうとうと。8時前に木更津駅に到着。人の流れについていって会場へ。まずトイレ。あんまり並んでいなくてよかった。そして着替えて、スタート地点へ。移動するときにトイレの前を通ったらもう長蛇の列。タイミングよかった。Aブロックへ行って、脇の公園に設置されたトイレに寄って、スタートに並ぶ。9時20分くらいだったか。VFFも脱いで、座って待つ。日差しが強いなあ。45分過ぎ、周りに合わせて立って、しばらくしてストレッチ。55分過ぎ、車いすスタートのあとで、いよいよ、さくらんぼをかぶる。そう、調整レースということもあり、かぶり物で走るのだ。さあスタートだ。
スタートの号砲でウォッチを押し、ところでウォッチは先週ガーミン235Jを買って、初めてのレース。新しい相棒は使いこなせるかな。スタート通過のラグは8秒。まあまあいいところだ。流れに乗って走り、ウォッチを見るとキロ4分。まあ行けるところまで行ってみるか。スタートしてすぐ沿道の応援がすごい。子どもたちの声援がうれしい。ハイタッチもしながら、ああ、すごい楽しいなあ。大人も子どももさくらんぼがんばれーって言ってくれる。まあうしろにもっとすごい格好したランナーがいるだろうから、俺のことなんて忘れちゃうんだろうけど、力になるなあ。4キロの最初の給水で、持っていたペットボトルをようやく捨てて、今日は体が動く。かぶり物したままサブスリーできたらいいなあ、なんて思いながら走る。左右にたくさん応援があり、たくさん手を振りながら走る。
8キロ過ぎ、ついにアクアラインへ。坂を上がり、料金所を通過。きれいな道路がまっすぐに伸びて、左右に広がる海。おお、これがアクアラインか。これは絶景だ。ものすごい気持ちいい。スタッフが等間隔でいて、みんな拍手で、ときどき声をかけて応援してくれる。帰りの道路にいるスタッフも大声で応援してくれる。うれしい、うれしいけど、せっかくならここにも一般の人たちを入れてもっと賑やかにできないだろうか、などとぜいたくなことを思ってしまう。しばらく走ると大きな上り坂があり、少し下って、海ほたるへ。ここが大エイドかあ。アクアラインの道路とは一転、すごいいっぱい人がいる。さくらんぼーって絶叫に近い声援まで聞こえる。ありがとうありがとう。特産品があるそうで、何か食べようかと思っていたけれど、給水だけして帰り道へとUターン。また坂を上り、しばらく進むと、往路にランナーがいっぱい増えてきた。ああ、これだけ人がいるとまた壮観だなあ。沿道のスタッフも応援しがいがあるだろう。などと眺めながら進む。さくらんぼって声をかけてくれるランナーもいる。うれしい。そしてしばらく進むと、陸地が見えてきて、アクアラインももう終わり。あっという間だった。これはみんな走りたくなるわな。
18キロ過ぎにアクアラインを降りて、町中へ。また沿道に人がいっぱいいる。みんな元気に応援してくれる。ああ、本当に声援が大きくて、あったかい大会だなあ。左右みんなに手を振って応えて、気持ちよく走る。しばらく行くと、ハーフのゴールとの分かれ道。まだまだ行くよー。で21キロ、ハーフ地点通過。1時間27分。これは順調だ。サブスリー余裕あるなあ、成長したんだろうか。調整レースとはいいながら、サブスリーいけるかもしれん。途中でいろんな人にかぶり物1位だぞって声をかけてもらって、おっしゃがんばる、って返す。その後も順調に進み、30キロ地点で2時間6分。おお、こりゃサブスリー楽勝だわ。自己ベストも狙えるかもしれん。などと思っていたところで、32キロ過ぎに、あれ、なんだか足が重い。ん、どうした。きつい、いきなりきつくなってきた。33キロ過ぎ、なんだかうしろにたくさんの足音が聞こえる。えっ、もしかして。いやいや負けるわけにいかないとしばらくその足音を聞きながら耐えるように進む。だめだ、横を見て追いついてきたランナーを見ると、風船を頭につけた、3時間ペーサー。
おいおい嘘だろ、だいぶ余裕があるペースでここまで来たんだぜ。ウォッチを見てもそんなにペースが落ちてるわけじゃない。次第にペーサーに距離をつけられ、おかしい、ペーサーはええよ、って口に出して毒づくと、隣にいたランナーが、あれ速いですよねえって返してくれた。絶対速いですよ、まだ時間に余裕ありますよ、って文句言いながら、慌てないように、ペースを保つように走っていく。それでも追いつけない。あれは速すぎる。このままで大丈夫だって言い聞かせながら、それでも落ちてくるペースを耐えながら、進む。どうしたんだちくしょう。
相変わらず沿道の声援はすごくて、うれしくて、力になるけど、応えるのがきつくなってきた。小さな声ではい、って応えて、ときどき必死に手を振って応えて、耐えながら進む。確か40キロあたりに最後の坂があるから、って思っていた38キロ過ぎの坂、進んでいると一瞬、右足がぴくっとつりそうになる。うお、つりまできやがったか。なんでだ、どうした、こんなはずじゃなかった。あれだけ余裕があったのに、サブスリーできるかも分からない。いや絶対にサブスリーはしたい。とにかく耐えて進め。3時間ペーサーはまだ視界に入っている。40キロ、2時間50分。いける。最後、もう必死になりながら走り、コースの横を見ると折り返したところにゴールが見える。よし、間に合うか。直前で一人に抜かれる。折り返してゴールへ、おっしゃダッシュ。抜かれたランナーを抜き返し、思いっきり全力ダッシュで、ゴール。2時間59分。ぎりっぎり。
あああ間に合ったああああ、きつかったああああああ。メダルをかけてもらい、記録証発行のところでスタッフの子に、かぶり物暑くないですかって聞かれて、ああそうだったかぶり物脱ぐの忘れてた、いやもうめっちゃくちゃ暑かったですよって返して、荷物を受け取り、途中でペーサーの文句言いあったランナーと再会して少し話して、水や氷を受け取り、人混みの中を抜け、着替えに体育館へ。被り物とウェアを脱いだらうわ、すっごい日焼けしてる。こりゃきついわけだ、かぶり物までしてたんだから。氷が配られるなんて初めてだったけど、この氷がすごくうれしい。着替えて、アクアラインマラソンももうおしまい。歩いて駅に向かい、バスを待って、帰路につく。

めちゃくちゃ暑かったけど、さくらんぼかぶってよかった。応援がびっくりするほどたくさんあって、走っていてものすごく楽しくて、本当に力になった。きつくてきつくて、こんなにきついマラソンは久しぶりだったけど、ゴールしたら楽しかったーって叫びそうになってしまった。暑いしコースはきついけど、走る甲斐はある楽しい素晴らしい大会だった。帰りのバスがアクアラインを通り、ああ、ここを走ったんだなって思ったら、うるっときてしまった。感傷。


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