2018年2月18日日曜日

2月11日(日)いわきサンシャインマラソン

いわきサンシャインマラソン、42.195キロ。

続き。
朝5時起床。シャワーを浴びて、6時前に朝食へ。ご飯2杯。ホテルをチェックアウト。外に出ると、雨はすっかり上がって晴れている、よかった、でも風が強い。シャトルバスでスタート会場へ向かう。着いてまずトイレ、そこから準備。ゼッケンはスーツのボタンを留めて付けるんだろうか、それともシャツに付けようか。上着だとボタンを留めるときついしいざというときに脱げないし、シャツに付けると上着でナンバーが隠れてしまうかもしれん。ああでもカメラマンがいるところで上着をめくればいいのか、とシャツに付ける。そしてスタート地点へ。そこでスーツに着替える。スタート前のセレモニーでフラダンスの披露。見ていると、スタートしてもいないのに涙が出そうになってしまう。ああ、この大会今年も参加できてよかった。そして整列。市長はじめあいさつを聞いて、時間になり、いよいよスタート。
スタート地点までのロスは8秒。お、スーツ意外と動きやすいぞ。そこからランナーがいっぱいいるなかを、どうしてもスピードを出して抜いていってしまう。きちんと走るのは1か月ぶりだから、足が動くままにまかせようと自然に走ることにするけれど、ペースが速いことを抑えられない。最初の1、2キロは4分20秒くらい。それでもやっぱり速い。そのうえ今年ようやく晴天で太陽が眩しい。サングラスをしていなかったらさらに眩しかっただろう。そして走っていなかったせいかやっぱりもう息が乱れてきた。あーやっぱきついわ、と独りごちると、隣のランナーにそりゃスーツなんだからきついでしょ、って声をかけられる。いや、スーツじゃなく練習不足なんですよ、などと話しながらしばらく並走。4、5キロはペース4分一桁台を記録している。サブスリーだとしたら速すぎますねって言われて、抑えていこうと思ってるんですけどどうしても足が動いちゃうんですって話しながらペースを落とせず走り続ける。なんでのんびりいこうって思ってたのにこんなにペースが速いのか。また他のランナーにもスーツでちゃんと腕が振れますかって声をかけられる。いや意外と大丈夫です。日射しがけっこう強くてもう暑い。ああ上着にゼッケン付けなくてよかった、しかも走ってるから上着がめくれて、ゼッケンがちょうど見えるようになっている。コース初めのほうのアップダウンもこなしながら、左すねの痛みは出ない、このままいけそうだ。
10キロ地点で42分。おいおいこれサブスリーペースじゃねえか。もしかしてサブスリーいけるのか、いやさすがに無理だろう、と思いながら進み、やがて海が見えてくる。毎年海が見えてくると、言葉にできない感慨が湧き上がってくる。いい眺めだなあという思いとともに、ここがすべて海に流されたんだという思い。スタートしてからずっと沿道の声援はあたたかく、熱がこもっている。スーツとかサラリーマンとか背広とか色々声をかけられ、できるだけ声をかけてくれたみんなに声を出して、手をあげて応えながら走る。近くの家の2階ベランダから見ている人たちにも思い切り手を振って、ああ、本当にこの大会の声援はあったかいなあ、うれしいなあと感じながら進んでいく。15キロを過ぎて、大漁旗が並んでいて、ダンスとか吹奏楽とかも応援してくれて、応えながら走っていき、ふと気づくといきなり折り返し。えっ去年まではもうちょっと走ったはずだけど、あわてて折り返して、コースが変わったのかな、引き返していく。ランナーとすれ違い、今年もいろんな仮装ランナーがいるなあ。次第に風が強くなってくる。海が近いからかそれとも天候か、風きついのは勘弁なんだけど。そして20キロ地点で1時間27分。ああ、このタイムがハーフ地点だったらなあ。徐々にペースが落ちているのが自分でも分かる。このまま落ちていくだけかなあ、どこまで耐えられるんだろうか。ハーフ地点で1時間32分。このままいけて3時間10分くらいでいけるだろうか。
そしてハーフすぎ、きついといわれる三崎公園に向けての名物の200メートルの坂。淡々と登っていくけれど、今年はいつにも増してきつい。なんとか坂を登りきり、エイドでイチゴを1個もらい、するとスーツ姿のランナーが2人立ち止まって話してる。気づかれなかったかもしれないけど、声かけて抜いていき、そこから一気に下りへ。去年はここがものすごい風が強かった、今年は風がない。ああ、とてもいい気候だ。スーツが暑いけれど。下りを終えて、小名浜港地区。ここは折り返してゴール地点、2キロ、5キロ、10キロ部門のゴール地点でもあり、一番声援が多い。よっしゃと意気込んで走っていくけれど、沿道の人たちがみんなにんじんにんじん言ってる。どうやら後ろにニンジンの仮装ランナーがいるようだ。声援がすべてそっちに持っていかれている。自分自身も仮装でほかのランナーにとっては応援を持っていかれる存在なんだろうが、なにもここでほかの仮装ランナーとだぶることはないじゃないかあ。
小名浜港を抜けて、28キロくらいからますますペースが落ちているのが分かる。どこまでいけるかなあ(ちなみに30キロ地点でのタイムは見逃していて、後から記録を見たら2時間14分だった)。30キロすぎにもうひとつ、ゆるやかだけど長い坂がある。ここで小学生のチアリーダーちゃんたちが応援してくれている。この子たちは昨日のウェルカムパーティーで演技してくれていた子たちだ、ポケットからそのときにもらったお守りを出して、お守りありがとうって声をかける。ありがとーって返してくれる。すごくうれしい。そして坂を登り、ウォッチが32キロを告げるラップが鳴り、見るとついにキロ5分を超えている。半分びっくり半分笑ってしまう。キロ5分て久しぶりだな。そこからはゆるい下り坂で、なんとか4分台に戻す。そしてまた折り返し。今度は来た坂を登らなきゃならない。沿道の応援がすごく熱がこもっていて、声を上げて応えていくけれど、やはりキロ5分を超えてしまう。ああ、1か月走らないとここまで走力は落ちるんだなあ、さぼるとこうなるんだなあ、と呟きながら走っていく。そしてチアリーダーちゃんたちがいた坂を下り、いよいよゴールへ。あと何キロだ、早くゴールしたい。あ、そういえば去年ここらへんから足がつりそうになって走ったことを思い出す。いやいや今年はいやだ。もうタイムとかはどうでもいい。このまま無事にゴールさせてくれ。もうずっとキロ5分を切れないでいる。それでもあとちょっと、あとちょっと終わる、いや終わってしまう。
40キロ地点で3時間4分。ん、あれ、ひょっとして3時間10分どころか15分もあやしいんじゃないのか。あーもうゴールできればいいや。やがて沿道にまた人が多くいる。ついにゴールだ。周りに手を振りながら、ゴールゲートが見えてきた。ゴール地点、右に左に手を振って、ゴールに向かって手でアロハのポーズをしながらゴール。3時間15分。あーーもう、タイムはどうでもいい、スタートからいや前日から最後まで、本当に本当に楽しかったレースが終わった。終わってしまった。
レイを首からかけてもらい、水を何杯も飲んで、スタッフみんなにありがとうありがとう言いまくって、ゆっくりと着替える。そのあといわき駅までのバスの時間を聞くと、約40分ほどかかるらしい。15時いわき駅発のバスを予約しているので時間があまりない。去年おととしはフィニッシュ会場で出店を見て回ったりステージを見物したりしたけど、今年は時間があまりない。どうしてだ、俺が遅かったからか、いやいや。急いでカジキメンチ、さんまのつみれ汁をもらい食べて、バスに乗っていわき駅へ。もうちょっとゆっくりしたかったかな。そして帰路へ。今年のいわきサンシャインマラソンはおしまい。お疲れさまでした。

怪我して1か月まったく走れなかったけれど、今年も楽しく、地元の声援を全身で受けながら走れた。結果的に怪我したからスーツで走ることを決めて、おかげでいつも以上に声援を受けることができたんじゃないだろうか。やっぱり素晴らしい大会だった。12月のはが路ふれあいマラソンと並んで、毎年絶対に参加したい大会だ(どうせ東京マラソンは当たらんし。ちっ)。今年も満足、大満足です。来年も楽しく走れたらいいな。ありがとういわきサンシャインマラソン。




2018年2月11日日曜日

2月10日(土)いわきサンシャインマラソン前日

故障で1か月走らないとここまで走力が落ちるのか。

左すねの故障がきちんと治らないまま先月30キロのベジタブルマラソンを走ったら、完全に怪我したようで、歩くだけでもけっこうな痛みが出るようになってしまった。とてもじゃないが走れる状態じゃない。まさか疲労骨折したんじゃないかというくらい痛い。ジョギングをやめて、治るのを待つしかない。それでも痛みは引かず、1週間前にさすがにまずいと思ったけれど、歩いてもまだ少し痛みは残っているし、ここまできたら走っても走らなくても一緒だと走らず。それでもさすがに7日(水)に走ってみる。痛いというわけではなく、なんとなく気になる感じ、いわゆる違和感(あまり好きな言葉ではないのだが)がある程度。だけど走れることが分かったので、万全を期すために7.5キロで終わり。この1か月の走行距離7.5キロ。笑っちゃうな。
もうのんびりファンランするしかないなあ、だったらいっそのこと仮装しようか、いわきは毎年さくらんぼのかぶり物被って走ってるけど、もっと本格的な。でもさすがに準備する時間がなさすぎる。しょうがない、あきらめるしかないか。そんなことを思っていたら、金曜の朝方突然、スーツ着て走ればいいじゃんと思いついて目が覚める。大会でたまに見かけるスーツランナー、俺もしてみよう。なんかわくわくしてきたぞ。夜、シャツはどうしようネクタイはどうしようなどと準備をしていて、夜更かしして就寝。
10日(土)、やっぱり途中で起きてしまって、いつもどおり寝不足のまま10時東京駅発の高速バスでいわきへ向かう。13時いわき駅着。すっごい晴れてる。いやいや今日雨降って明日晴れろよ。なんで毎年天気がよくないんだ、サンシャインマラソンなのに。途中でタオルを忘れてきたことに気がつき、買い物などをして15時前にホテルにチェックイン。毎年参加しているウェルカムパーティーは17時からだっけと確認してみるとなんと16時。休む間もなくあわてて会場へ。ゲストランナーのラグビー大野はでかいなあ、柏原はやっぱり人気あるなあ、などと楽しみながら、カーボローディングと食べまくって、18時すぎにパーティーが終わり、ホテルに戻る。明日の準備や確認をして、オリンピックが始まっている、ああ、4年前も見たなあ、あのときは大雪で中止になったんだよ、あれからもう4年かあ、早いなあ、見ていて気づいたら21時半。やばいやばいもう寝なきゃ。急いで眠剤を飲んで就寝。
2時前に一旦目が覚める。やっぱり起きちゃうかあ。もう一度眠剤を飲んで、ふと外を見てみると、地面が濡れている。雨降ったんだ、でももう上がってるぽい。このまま晴れるようだ、よかった。そしてまた眠り、4時すぎにまた目が覚めだけど、うとうとしながら5時に起床。さあ本番だ、1か月走ってないけど思いっきり楽しむぞ。

当日編は続きで。




2018年1月13日土曜日

1月13日(土)ベジタブルマラソン in 彩湖

ベジタブルマラソン in 彩湖、30.5キロ

毎年出ていた森林公園マラソンが今年はなくなり、彩湖での30キロになっていた(実際の距離は30.5キロだそうだ)。フルがなくなっていたとは計算外。他のレースを探すもどこもエントリーは終わっている。しょうがないけどまあ30キロ、正月でぶの解消にはちょうどいいだろう。そんなに大きい規模じゃなく、こじんまりしていい大会だし。
先月はが路ふれあいマラソンを走ってから、左足のすね横が痛い。年末年始で丸々2週間走らなかった期間(さぼり)があるのに、痛みが引かない。走り出すと痛みは気にならなくなるから放っておいたけど、さすがにおかしいとぐぐってみたら、どうやらこれがシンスプリントという怪我らしい。だいぶ長引くやっかいな故障のようで、しばしぼう然。今シーズンもう終了かよ。あのしっぱい着ぐるみを持って走ったせいでフォームが崩れたか。走り込みはセーブするしかないのか。
朝6時過ぎに起床。シャワーを浴びて、体重を測ると、普段より3キロ増えてて(゚ロ゚)ギョェェェェ  ま、まあ、今回は正月でぶの解消のためだし、故障してるからのんびりランだし、などと言い訳(実際は解消できる重さじゃないし、ばかだからどうせ全力で走って悪化するおそれあり)。家を出て、電車に乗りバスに乗り継ぎ、1時間もかからず会場に到着。準備もそれほどなく、寒くて震えて待つ。10時スタートだったけど、荷物預けが混雑しているようで、15分遅れるとアナウンス。まじか、寒いのに。少ししてスタート地点へ。誰もいなくて最前列。やがて時間が来て、スタート。
しばらくキロ3分50秒台前半でいく。このシンスプリントっていうのは走り出すと痛みは感じなくなるんだよなあ、それが長引く一因になっている怪我なんだそうなんだが。彩湖の周囲を6周するコース。最初の1周目だけちょっと距離調整がありだいたい7キロ、これはまあ順調でいけたが、そのうち正月でぶが効いてくるんだろうなあ、年末年始のさぼりが効いてくるんだろうなあ、とうすうす感じながら、どこまで耐えられるか。2周目はだいたい12キロ、これもまあ順調にいけたが、だんだんきつくなってくる。3周目、16キロくらいでしばらく並走していた女子の先頭ランナーについていけなくなってくる、ペースを見るとキロ4分になっている。この大会はハーフと30キロの部門があり、一緒に走るからペースがそれぞれ違う。さらに周回コースだから誰がどのくらいなのかが分からない。あの女性ランナーはハーフなんだろうか30キロなんだろうか、ハーフだよなあ、ハーフであってくれと思いながら、少しずつ離されていく。多分ハーフなんだろうけど、ハーフのゴール、4周までついていけない。ペースはどんどん落ちていく。さらには左足すねがうずうずし出してきている。ああ、やっぱ悪化してるんだろうなあ。
5周目、21キロを過ぎると、ウォッチでのペースでキロ4分15秒という数字が見えた。うわ、ここまで落ちたか、あれ、いやちょっと待て、このまま落ちていくと、もしかして4分15秒ペーサーに追いつかれるんじゃないか。いやいやいや、それはなんとしても避けたい。必死にペースを上げようとするけれど、上がらない。ああ、だめだ、やっぱりろくに走らないでいながら舐めて走っちゃいかん。このまま落ちるばっかりか。きつい。ラストの6週目、27キロ過ぎ、また1人に抜かれる。ああちくしょう、悔しい、最後に抜き返したいなあと思うけれど、どんどん離されていく。ああだめだ、もうなんとか潰れないようにゴールするしかない。なんとかペースを保てるよう必死に足を前に出して、30キロ地点ではもうウォッチは見ず、あとは一気にゴールへ。ハーフのランナーと一緒になってゴール。2時間4分。

全体の平均ペースはキロ4分4秒。さぼりがたたって自業自得だけど、2時間5分切れるかなあと思って挑んだので、後半だいぶぐだぐだになったとはいえ、記録的にはなんとか納得のいくタイムだった。これだけさぼってこれだけ体重が増えてこの記録ってのはまあよかったといえるんじゃないだろうか。しかしそれにしてもシンスプリント。明日からまた痛みが出るんだろうなあ。来月の大会まで治るか。もし安静にして治っても、走力は落ちるからきついだろうなあ、どうにかならんかなあ。とりあえず今日はよくできましたので飲んで食ってねぎらおう。やせない。




2017年12月19日火曜日

12月17日(日)はが路ふれあいマラソン

はが路ふれあいマラソン、42.195キロ

着ぐるみ大失敗の巻。
3週間前につくばマラソンを走ったあと、走るたびに左ふくらはぎと右かかとが痛い。走るのに支障はないので故障ではないのだろうけど。前日はいつも通りパスタを山盛り食べ、21時過ぎに就寝しようとして結局22時就寝、しようとしたけど寝付けず、22時半、23時と過ぎていく。おかしい、眠剤飲んで、さらに追加したのにまだ眠れない。横になっていると心臓の鼓動が聞こえる。お前はよく動いてくれてるなあ、明日も負担かけちゃうけどよろしくな、止まったりしないよなあ、今止まるわけにはいかないんだ、などと悶々としながら、いつの間にか眠り、4:30起床。シャワーを浴びて、5つ切り食パンを1枚食べて、出発。
行きの電車内で残りの食パンを食べて、アイマスクをして宇都宮まで。宇都宮駅に着き、まずトイレ、改札を出て、スタッフの方々に挨拶しながらバスに乗り込む。バス内でもアイマスク。やがて会場に到着。いつも通りコインロッカーの100円を受け取り着替えへ。毎年思ってるけど100円くらい個々に出させてもいいのに。そのくらいホスピタリティの高い大会なのだ。
第1回のときこれが目に入って財布から100円取り出していきました
「100円はこちらがお渡しするんですよー」って言われました
去年おととしと着ぐるみを着て走って好評だったので今年も、と思ったけど、先月つくばマラソンが終わってひと息ついたらあっという間で、考える余裕がなかった。amazon見てたら面白そうな着ぐるみ見つけた。恐竜に乗ってるように見える着ぐるみ。電池を入れて、くっついているファンで着ぐるみの中を膨らませるタイプの着ぐるみだった。季節的にもはが路的にもなんの関係もないけど、ただ受けそうってだけでポチる。届いて1回試着してみる。これで足が動くんだろうか、という感想。足の動きが制限されるならまくりあげて走るか、などとしか思わなかった。それに去年と同じイチゴの被り物。もう訳わからん仮装。
スタート前に並ぶ。去年おととしは最後尾からスタートだったため、今年は前でもいいんじゃね、と前のほうに並ぶ。近くにいたランナーから話しかけられる。これで走るの? 何時間くらいで? と聞かれて、3時間くらいでいければなあって思ってます、と応えると周りがどっと湧く。いやいやと謙遜しておきながら、先月2時間53分だったんだからいけるでしょ。などとおごり高ぶったまま、まもなくスタート。
これ。見直すとほんとひどいな
(撮ってくださった方ありがとう)
スタートしてすぐ、やっぱ走りにくいわこれ、と手で持ち上げて、足を動かしやすいようにする、けれど走ると風を受けて膨らんだぶんがへこんでしまう。ありゃあ、こりゃ着ぐるみ見えないなあ、などと思いながら走っていくと、早くも異変発生。着ぐるみがしぼむ。えっどうした、見るとファンの部分が取れて落ちてる。ぎゃあ、そうきたか。走りやすいかにくいかしか考えてなかった。2キロですでに着ぐるみのていをなしてない。もうしょうがない、いったんコース脇に出て立ち止まって、ファンの位置を直して、電池を入れ直して、再スタート。それでもすぐ落ちる。ああああもう。手で押さえながらどうしよどうしよこれであと40キロいけるか、いやいや無理だろこれ絶対もたないわ、早めに諦めたほうがいいぞ、むしろあがくよりもここでいったん脱いで、最後にもう一度着てゴールすればいいじゃん、と結論づける。相当焦ってる。5キロで給水所、ここで立ち止まり、着ぐるみを脱いで、ばらばらになった電池を集めて、無駄にでかい布(着ぐるみ)を手に持って走ることにする。大慌て。
いつの間にか抜かれていた4時間ペーサー、3時間半ペーサーを一気に抜いていく。それにしてもこの無駄にでかい布(着ぐるみ)と電池ケース、ファンを持って走るのが本当に苦痛。両手がふさがっている。それでも沿道の応援に応えたくて、片手に持ち直してハイタッチしたり手を振ったり、いやきついわこれ。と電池ケースを落として電池をばらまけたりしてしまう。そのたびに拾い直して、周りのランナーのみなさんごめんなさい、ああもう俺なにやってんの。というかねえ、着ぐるみがでかくて、さらに変な形をしていて、上着みたいに体に巻きつけることもできない。電池ケースとファンも含めると、どうやっても片手ばかりか片腕がふさがってしまう。10キロ地点で49分。えっ49分? 立ち止まったせいもあるけれど、今までになかったタイムにびっくり。というかラップごとにいちいちでかい布(着ぐるみ)を持ち直してタイムを確認するのもひと苦労なんだが。ここから盛り返せるのかなあ。ランナーをどんどん抜いていき、15キロも越えて、やがて登り坂へ。18キロの10%の登り坂。毎回笑っちゃう坂なんだけど、今年はもうそれどころじゃない。必死に登っていく。そして一気に12%の下り坂。まだまだランナーを抜いていく。坂が終わり、やがて20キロ過ぎの道の駅。沿道のみなさんは俺が片手になに持ってるか分からないだろうけど、頭にはイチゴの被り物をしているので、イチゴイチゴって声をかけてくれる。カメラまで構えてくださる方もいてくださり、今年もエイドにあるイチゴを取らなきゃならない(使命感)。なんとか1個取れました。んまい!
沿道のみなさんがイチゴがんばれ、イチゴかわいいって言ってくれる。ありがとうありがとうって応えながら、(こんだけみんなあったかく声をかけてくれるんならイチゴの被り物だけでよかったんじゃね・・・)などと一瞬だけ(一瞬だけ何度も)思い、片手にでかい布(着ぐるみ)を抱えているけどもう片手でみんなに手を振って応える。ただなんで俺こんなハンデ持って(実際に持って)走ってるんだろ。せっかくの大好きなマラソン大会、なんの憂いもなく、満面の笑顔で応えたかった。いやめっちゃ笑顔で応えてるんだけど、片手の余計な荷物(着ぐるみ)が本当に邪魔、捨てちゃいたい・・・。ハーフ地点で1時間38分。ぎゃああまじかよ。
26キロ過ぎ、ひとりの女性ランナーを抜くときに、それ壊れちゃったんですかって話しかけられて、ああ、この方はスタートの時に見ていたんだな、だめでしたーって応えて、これはゴールまで持っていくしかないな、などとわけもなく使命感を持ってしまう。それから、ペースをできるだけあげていくけれど、なんとかキロ4分30秒を切っているくらい、ああ全然ペース上げらんない。これはもしや片手にでかい布(着ぐるみ)を持っていて手が振れないからなんじゃないか。いや手が振れない程度でそんなに遅くなるかあ? と思うけど疲労感が尋常じゃない。俺ばかなのかな。30キロで2時間17分。このままだと予想タイムはいくつなのか、目標をどうすればいいのか分からんわ。着ぐるみはゴール手前で着なおしてゴールしよう。もうタイムはいいや。沿道の声援に応えながら、ペースは落とさないよう着実に進んでいく。30キロ過ぎたくらいからようやくキロ4分20秒台がちょくちょく見えてくる。このままいけるか。37キロ、あと5キロくらいから40キロ地点の坂が楽しみになってくる。あの名物の坂が楽しみでしょうがなくなってきた。だいぶおかしくなっている。そして39キロ過ぎに右へのカーブがあると、よしこの先だ、と声に出す。そしてエイドを過ぎて、左に曲がって、見えてきた40キロの坂。おっしゃあ。できるだけペースを落とさず一気に駆け上がる。登りきったあとはほぼ平坦。そこまでしばらく聞こえていた後ろの足音が聞こえなくなる。振り切ったな。
ゴールが見えてくる。そして42キロ地点でいったんコース横にそれて立ち止まる。着ぐるみを着る。そして風でつぶれないようにもうゆっくりと、ほとんど歩くようなスピードでゴールゲートへ。ゲート横の時計は3時間15分を指している。いやあ15分台にゴールしたい。ちょっとだけスピードをあげると、いやなんか足がつりそう。だめだ。そのままよちよち歩きでゴール。3時間16分。
ゴールして、ドリンクをもらい、歩いていくと周りがみんな笑ってる。ああ、最後まで持って走ってよかった。チップを外すところで、ひとりのランナーが声をかけてくれる。スタート前にも声をかけてくれた方だ。いやあ結局だめで持って走っちゃいました、3時間くらいとか言ってすみませんでしたって話して、ちょっと前にゴールした女性ランナーにも声をかけられる。そのままロッカーに向かい、荷物を出していると、またひとりのランナーに声をかけられる。30キロくらいから付いてきて、おかげで自己ベストを出せたそうだ。ああ、この人が40キロで振り切ったと思ったランナーさんか。最後に着ぐるみを着なおしている間に抜いたそうだ。それはよかった、お役に立ててなによりですって返す。ばかみたいな走りでも人の役に立てたようだ。本当によかった。そして着替えていると、がたがた震えてくる。でかい布(着ぐるみ)を持って走ったせいでそんなに気にならなかったけれど、今日は寒いな、そういえば途中でちらっと雪が舞ったな、急いで着替えて、とん汁をいただきに会場へ。具だくさんで熱々のとん汁、お代わりして満足。そして宇都宮駅に向かうバスへ。途中でスタッフさんにまた来年もよろしくお願いしますって声をかけると、お待ちしておりますって返してくれた。来年はちゃんと走れる格好で、ちゃんと走ろう。お疲れさまでした。

はが路ふれあいマラソンはとにかく声援があったかく、なによりみんなが笑顔なのだ。沿道のみなさん、スタッフの人も、声援を送ってくれる人も声をあげない人も、みんなが笑顔で見てくれている。そしてランナーも、スタート前はピリピリした空気はなく、走っている途中も多くのランナーが声援に応え、ゴールしたあとも笑顔。このみんなの笑顔が、非の打ちどころのないほどの大会運営に輪をかけて素晴らしい大会にしてくれている。来年も絶対に参加したい。





2017年11月26日日曜日

11月26日(日)つくばマラソン

つくばマラソン、42.195キロ。
大本命レース。去年は膝を故障して、直前に風邪ひいた上にぎっくり腰まで重なってしまい、大失敗だったレース。おかげであまり印象はよくないけど、やっぱり全体がフラットで記録をねらえるらしい。自己ベストがおととしの、アップダウンがきついといわれるさいたま国際マラソンで、自分では会心のレースだったけど、これならもっと記録が伸びると思っていたところまさかの2年間の停滞。まあ振り返ってみるとそれほど走りまくっていたわけでもないので自業自得なのだけれど、さすがに全力の記録を刻んでみたいわけで。今シーズン予定していた先月のあつぎハーフは台風で中止になったけれど、東京トライアルハーフでは1時間21分。自分でも期待して挑む。
前日、自己ベストは目指すけれど、じゃあどれくらいを目標にすればいいんだろうかと思ってペースを計算してみる。キロ4分10秒を切れば2時間55分いけるか。よし、2時間55分切りを目標にしよう。晩ご飯はパスタを山盛りで食べる。茹ですぎておかわり。お腹が苦しい。眠剤を飲んで21時半就寝。1時過ぎにいったん起きる。やっぱり起きちゃったか。眠剤をまた飲んで横になるが、なかなか寝つけない。しまった、眠剤がレースまで残ってしまうのが嫌で短期の眠剤だけにしたけど、睡眠がとれないよりはましだった、中期も飲めばよかった。2時過ぎになっても寝つけず、相当焦る。この日のために2年間があったのに、睡眠不足でパーかよ・・・。やっぱりロヒ欲しいなあ。
アラームが鳴って目がさめる。いつの間にか眠れたようだ、どのくらい眠れたか分からないけれど、起床。シャワーを浴びて、4つ切り食パンを1枚食べて、あとは電車の中で食べようと出発。秋葉原からつくばエクスプレスに乗って、食パン2枚食べて、アイマスクをして研究学園駅へ。バスに乗り換えて会場へ。まずトイレ。それから着替えて、もう一度トイレへ。荷物を預けてスタート地点へ。8時35分過ぎに到着。寒い。がたがた震える。今日は一気に気温が上がるらしいから手袋もしてないけど、してくればよかったかしら。そのうちに8時50分、スタート10分前になって、市長があいさつ。今日は私もフルを走ります、の声に一同が沸く。市長が自ら走る大会は絶対にいい大会だ。列が進み、いよいよスタート。
号砲が鳴り、ウォッチのボタンを押す。そこからスタート地点までだいたい50秒。うわ、いきなり1分もハンデかよ。さらに走路が詰まってスピードが出せない。最初の1キロは4分43秒。いきなりきついなあ。いや、むしろあとで潰れないように最初はスピード出せないほうがいいかもしれん、と言い聞かせながら、合間合間を見てなんとか周りを抜いていく。次第に4分一桁を刻むようになる。このくらいでいいか。最初の給水所はスルー。尿意対策のためレース前に水分をとるのを控えて持参したザバスの小さいアルミボトルで給水する。このアルミボトル、3年くらいレース後のプロテイン補給で使ってきたなあ、今日でお別れだなあ。ありがとうと言いながらゴミ箱へ。こいつのためにも記録を残さなきゃいかん。10キロ地点で42分。あれ、サブスリー目安のときと同じゃねえか、と一瞬不安になるも、いやスタートのロスを考えると40分台か、むしろだいぶいいぞ、このままいければ。このあたりでようやく周りのランナーとの抜いたり抜かれたりが少なくなり、落ち着いてくる。キロ4分5秒くらいを目安に進む。15キロで最初のジェル投入。飲んでいると、集団に抜かれる。あれ、とウォッチを見るとキロ4分15秒になってる。ジェル飲んでてペース落ちてたか。あわてて立て直す。その後もキロ4分3〜5秒くらいで、これ最後まで持つんだろうかと自分でも思うくらい順調。あと10キロ、27〜28キロくらいまでこのままいけたらなあ、そこからは耐えていけるようにしようと思いながら進む。
ハーフ地点は1時間25分切れたらいいなあと思っていたけど、1時間27分。ありゃ、これサブスリー目安と同じだ。ええと、タイムロスを引くと、あれ、25分切れてないじゃん。やばい、ここからは落ちるだけか。ネットタイムを目指すしかないのか。なんとかこのままできるだけ落ちないでいって欲しい。
25キロで2本目のジェル投入。27キロ通過。よしまだペースは保てている。だいぶ調子いいぞ。30キロ地点、2時間5分。キロ4分10秒の30キロ地点が2時間5分だったから、よっしゃ、2時間55分いける、しかもグロスで。さらに足も胸もまだ全然苦しくない。本当に調子いいぞ。31キロすぎ、あっそうだ、カフェインとるんだった、忘れるところだった、でカフェインを投入。まだまだいける。33キロで3本目のジェルを投入。走っていると去年のコースの記憶が戻ってくる。ああ、ここからは陸橋に戻ってあとはラストだ。坂を登って陸橋を渡り、下って、胸も息も苦しくない、足もまだもってる。これはいける、なにかアクシデントさえなければいける。周りの声援に応えながら走っていく。やがて筑波大学構内へ。紅葉がすごくきれい。まだ大丈夫。さらに少しずつペースを上げる。どんどん抜いていく。40キロ地点で2時間45分。よっしゃこれはもう確実だろう。まだペースをあげて、41〜42キロのラップが3分台。スパートをかけていたらふくらはぎがちょっとだけつりそうな感覚がして、いやいや耐えてくれ、もうちょっとだけ頼むと祈りながらスピードをあげたままゴールの競技場へ。フィニッシュゲートが見える。横の時計は2時間53分。よっしゃああああああとダッシュしてフィニッシュ。2時間53分。

振り返って満面の笑みでゴールを見つめる。自己ベストの喜びに2年ぶりに浸る。同じく記録を達成したであろうランナーが笑顔で、ガッツポーズでフィニッシュしてくる。おめでとうとひとりひとりに声をかけたくなるくらい自分も高揚してしまう。最後までまったく苦しむことなく走りきることができた。周りのシリアスランナーには比べるまでもないほど走り足りていないけど、これが全力の記録。大満足。そして、実力も、気持ちも、これ以上のタイムはちょっともう出せそうにない。そう思うほど走りきった。来月は大好きなはが路ふれあいマラソン。そこはもちろんファンランで、それからはどうしようか。ちょっとまだなにも考えられない。とにかく、なんというか、「やる」という言葉は好きじゃないのだけれど、やりきった。


2017年10月28日土曜日

10月28日(土)東京トライアルハーフマラソン

東京トライアルハーフマラソン、21.0975キロ
先週走る予定だったあつぎマラソンが台風のため中止になってしまい、このレースが今シーズン初戦。初戦っていってもハーフだけど。
27日(金)は健康診断。終わったあとなんだか体の調子が良くない。あれ、これはあれだ、風邪っぽい。これはまずい。ここまで風邪なく怪我なくきてたのに、前日にこれかよ。相当あせる。発売日だったマリオオデッセイもそこそこに就寝。起きたら治ってるかなあ。
当日6:30起床。だめだ、のどの奥が痛い。風邪が治らない。ハーフの大会はあまり出場しないから、ハーフの記録を目指すための貴重な大会だったのに。ものすごく落胆しながら、走りきれるか不安になりながら、朝食ご飯1.5合、納豆と卵で食べる。出発。乗ろうとした時間の電車を逃して次の電車に乗る。ついてないなあ。乗り継いで四ツ木駅に到着。去年も出たからだいたい分かるし、といっても案内のスタッフさんが誘導してくれているから安心だけど、会場に進み、まずトイレ。トイレを済ませて、着替えに行く途中で、あっゼッケン留め忘れた、着替えて、またトイレに行って、スタート地点に並ぶ。あ、リストバンド忘れた。やっぱり今日はだめだ・・・。もうしょうがない。フルの調整と割り切るしかない。ろくにストレッチもできずに、スタート。
けっこうレベルの高いランナーが多い大会だから、周りのスピードに惑わされないようにしながら走っていく。最初の1キロは3分42秒。混雑を避けるためにもペース上げてるからこんなものだろう。混雑がなくなってからも、しばらく3分45秒くらいを保ったまま進む。4キロくらいだったか、いっきに汗が出てくる。風邪のせいか。やっぱり調子よくないなあ。リストバンドがないから汗が拭けない。ああー忘れたのほんと大失敗。5キロすぎだったかで集団に抜かれる。やっぱりペース落ちてるのかな。ウォッチを見ると3分50秒。ああ、ここからどんどん落ちていくのかあ、どこまで我慢できるかなあ、体調が悪化して倒れたりはしないよなあ、などとマイナスなことを考えながら進んでいく。
7キロ手前で折り返し。キロ4分30秒、5分、とペースランナーとすれ違っていく。ハーフはそんなに差が出ないからすぐだなあ、などと思う。次の折り返しはどこだっけ、まだだっけ、まだかよと思いながら、キロごとのペースを見ていくと、3分50秒前後。順調に落ちていってるなあ、でも4分までは落ちていないぞ、と思いながら、でもまだ半分あるし、まだ半分近くあるし、体調がここから悪くなるかもしれないし、不安は消えないまま走る。
10キロを過ぎて次の折り返し。3分55秒くらいまで落ちてきている。なんとか耐えてくれ。ただ足はまだ疲れは出ていない。このままいけるかなあ、さらに14キロで最後の折り返し。あと7キロか。スパートのことを考え始める。前を走っているランナーは抜きたい。どこらへんでスパートしよう、5キロはさすがに早いか。3キロならどうだろう、残り3キロでいけるか。残り3キロ地点。しかし前もペースが落ちない。ここで追い抜いてもまた抜かれそう。そう思うとスパートできない。そのまま残り2キロ。ここで、右胸あたりが痛くなってきた。うわ、ここにきてこれか。痛い痛い、苦しい、むしろペース落ちそう。前のランナーに必死に付いていく。痛みは引かない。だめだ、最後まで全力出せずに終わるのか。最後の1キロ。少しのアップダウンがあって、ゴールが見えてくる。去年はここでダッシュしたなあ、今年は無理だあ、必死になって、それでも最後の最後でダッシュ。1人抜いて、もう1人は無理か、途中からウォッチでタイムを見ていなかったけど、ゴールに掲示してあったタイムをゴール直前で見ると、1時間21分。あれ、これけっこういいタイムかも、もしかして自己ベストかも。そう思いダッシュのままゴール。1時間21分。
ゴールしてチップを外してもらって、東京マラソンの抽選箱にゼッケンの抽選券を入れて、記録証を発行してもらって、風邪が悪化しないように急いで着替え。風邪薬も飲む。着替えてから去年の記録を確認すると、去年は1時間23分だった。よっしゃやっぱり自己ベスト更新じゃん。やったやったー。風邪ひいてなきゃ、もう少しうまく走れていれば1時間20分いけたかもなあ、それでも20分切りは難しかったかなあ、と思いながらレースのペースを確認すると、キロ4分台まで落ちている区間がひとつもなかった。おおーやった。8月の最上川S-mileマラソン、9月の月例赤羽、そして先週先々週と雨で仕方なくだけどトレッドミルと、スピード練習したのが役に立ったのかな。反面、距離はまったく踏めていない。6月の柴又100K以降、一度だけ52キロ走ったけど、それ以外は24キロが最高。この夏ずっと続いていた不眠を、そして夏の暑さを言い訳に走ってこなかった。フルになるとこの練習不足が効いてきそうだなあ。それでもひとまず今回の自己ベストは喜んでおこう。
そのあと、東京マラソンの抽選会。最初の10人中6人が名乗り出なくて再抽選が行われた、去年はそんなことなかったけど、まあ当たると思わないし今年はエントリー期間延長するくらいだったし、しょうがないのかな、再抽選も最後まで聞いたけど当たることもなく、やっぱり今年も東京マラソンは走れません。

なんだかんだいってハーフの自己ベストは出せた。しかし目標はあくまでフルの自己ベスト。来月の本命、去年は風邪に腰痛にいろいろ重なってだめだめだったつくばマラソンまで距離走しないとなあ、明日来週と30キロできればいうことないんだけどなあ、でも明日はまた台風だしなあ、などとまた言い訳を考えながら、来月までなんとかしないといけないなあと考えている。


追記:走ったあと帰宅してビール飲んで西新井の富士丸に行こうとしたら雨が降っていなかったので9キロ少々走っていった。これで30キロ走達成したでげふー(してない





2017年6月25日日曜日

6月4日(日)柴又100K その2

柴又100K、100キロの続き。

後半再開してすぐ、VFFの中に違和感。しまった、急ぎすぎてごみが入ってしまったか。仕方ない。立ち止まり、もう一度VFFを脱ぐと、やはり枯れ草が紛れ込んでいる。せっかくあんなに急いだのに、というか急いだせいか。ごみを落として履き直し、改めて再開。しかし、被り物のさくらんぼが暑い。最初のエイドで一旦脱いで、ボランティアの子に水かけてもいいですかって声をかけて、被り物の中に水をかける。被り直す。よし、多少楽になった。再度走り直す。途中で同じくビブラムを履いたランナーに抜かれる。ビブラムーって叫ぶと、そっちも、とポーズを返してくれた。
また走り始めるが、前半最後に感じた足の重さは抜けていない。いやむしろ悪くなっている。かなりきつい。これじゃあ10時間は切れないぞと言い聞かせるが、足が動かない。橋を渡り、55キロ手前、後半最初の坂道を上っていると、ちょっともうだめだ、今年も失敗だった、ここから挽回できる気がしない、と、ギブアップ。坂を上ったところで立ち止まってしまった。足を伸ばして、さっき折り返しで声をかけてくれたランナーがいたなあ、すぐ後ろで追ってくるなあ、みっともないなあ、と思い、少しでも走ろう、とまた走り出す。なんとか我慢していると、どうにかキロ6分を切るくらいまで回復してきた。ああ、なんとか走り続けられそうだ。10時間とかとりあえず置いておいて、行けるところまで走っていこう。ときどきすれ違う往路のランナーがさくらんぼーって声かけてくれる。ありがとうございます。ファイトーって返していく。そうしてなんとか走り続けられ、だいたい60キロ地点、往路でエコ・スポいずみへと曲がるところを直進。沿道の人に、ここから追い風だぞ、って声をかけられる。思わずまじでー! ほんとにー! と叫び返して、勇気づけられた。よし、本当に追い風ならなんとかなるかと思い、走っていく。本当に追い風だったのかそれとも気の持ちようだったのか、ここらへんからはまたペースを回復。キロ5分40秒くらいまで上げることができた。順調に進んでいって、70キロが近くになり、また時間が気になり始める。70キロ地点で13時3分。ええと、あれ、よく分からんが、これもしかして10時間どころか9時間30分も切れるかもしれん。すごい順調だ。しかしここから気温が一番高くなる時間帯。気をつけて走らなくちゃいけないと言い聞かせる。60キロ部門のランナーと合流して、すれ違い、抜いていく。ときどきワラーチを履いたランナーがいて、ワラーチファイトーと声をかけていく。たまにビブラムファイトーって返してくれるランナーがいてうれしい。
しかし、ゴールが意識に入ってきたからか、次第に1キロ1キロが長く感じられてくる。だんだんつらくなってくる。次の給水所が遠い。給水所についてもかぶり水がない。こんなに暑いのになんでかぶり水ないんだよと悪態をついてしまう。コップの水を被り物にかけて、1度スポーツドリンクをかけてしまったりして、走り続ける。河川敷の長い長い道を走っていると、これでもゴールまだまだなんだよなあ、いつまで走ればいいんだよ、と気持ちがマイナスに向かっていく。100キロ走り切れたからってなんだっていうんだ。俺なんてチョンガーだしラン友とかラン仲間とかもいないし、100キロ9時間半切ったからって自慢する相手もいない。誰も反応してくれないだろ、ふーん、で終わり。なんのために走ってるんだろなあ、ここでやめても別に何も変わらないよなあ、と思ってしまう。しばらくそんな葛藤をして、ふと、ああいかんいかん、とにかく100キロ走ろう。100キロ走って、ゴールしたら会場の芝生に思い切り倒れ込んで寝てやる。そうだ、これ最高に気持ちいいだろうなあ。これを目標にしよう。
そして80キロ、14時。あと20キロを2時間半かな、大丈夫だろう。よしここで最後のブースト、カフェインを投入だ。80キロと90キロでカフェインを取ろうと決めていて、ポーチを探る。あれ、あれ、あれ、ない。えっ、どういうこと、カフェインないぞ。あっ・・・。大会前に荷物の準備をしていたとき、ポーチにいったん入れていたのを、カフェインはどうせ前半で取らないんだからとドロップバッグに入れ直していたんだった。そして50キロのレストステーションでは時間がなくてあせりすぎていて、ちゃんと荷物を移さなかったんだ。しまったああああ。ちくしょうちくしょう最後の踏ん張りがあああ。あーもう仕方ない、給水所にコーラがありますように。かなりショックを受けていながら、切り替えるようにして、走る。スペシャルバッグが置いてある給水所に到着。今回はスペシャルバッグは預けていないけれど。かぶり水をかけてもらい、コーラがあった、コーラを飲んで、すぐに走り出す。このコーラ効くといいなあ。その後も給水所ごとにコーラを探すけれど、なかなか置いてない。ああーカフェインがあ。結構引きずるなあ。そして90キロ。だいたい10キロごとに取ってきた補給食も最後だ。とポーチを探るが、補給食もない。おいおい・・・。これもあせりすぎたせいか。あと10キロで倒れることはないだろうけど、カフェインも補給もなしかよ、というか計画が崩れたのがきつい。それでもあと10キロ。耐えて走っていこう。
だいぶ涼しくなってきた。ペースは6分を切るくらいで走れている。それでも慎重に、給水所ではいったん立ち止まり、かぶり水をして走る。やがて最初に通った砂利道。最後の関門。去年は感覚がなくなったのかそれほど痛みは感じなかったけれど、今年は痛い。痛い痛いと声に出しながら、今年は痛いってことはまだまだ元気だってことだと前向きになって進む。けっこう長く感じる砂利道を抜けて、よし、もうゴールが見えるころだ。早くゴールしたい、芝生に倒れこみたい、と思い進むと、見えてきた、白いテント群が。よっしゃ、ゴールだ、ついにゴールだ、体はまだ動く、元気だ、いける。ゴールが近くにつれスピードが上がり、最後の下り坂を下りて、被り物に喜んでくれている沿道の人たちとハイタッチして、ゴール地点のテープを切るのに合わせて思い切り手を突き出し、ゴール。9時間22分。よっしゃああああああ。
メダルをかけてもらい、水を何杯もいただき、これが最高においしい、給水の方に何度もうまいっす最高ですと言って、念願の芝生に倒れ込む。横になっていたら、涙が出てきた。泣いてしまった。やった、走りきった。走ってよかった。そうしてしばらく横になってから、荷物を受け取り、着替えて、また水を飲み、ゴール地点をしばらく眺めて、会場を離れる。お疲れさまでした。

去年の思い残しはすべて回収した。9時間半を切るおまけ付きで。それにしても長かった。50キロ前後のあの足の重さ、絶望はなんだったんだろう。荷物の準備、ドロップバッグの移し替えなどいろいろ足りてないところもあった。もっとうまくやればもっと早く走れたかもしれない。それでも、これが全力。これで今シーズンは完全終了。来シーズンの大会のエントリーがいくつか始まっているらしいけど、今はまだ考えられない。次は何を目標に走ろう。燃え尽きた。満足だ。